日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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仕事にも資産形成にも必須の"エッセンシャル思考"を身に付けよう

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こんにちは、国際分散と配当再投資で令和の生き残りを目指す日比谷タクミです。

日比谷タクミが過去に読んだ本の中で、極めて印象に強く残っている本が何冊かありますが、その中の1つに

「エッセンシャル思考」

という本があります。

 

 
この本を読んで、日比谷タクミはかなり自分の今までの仕事の仕方に反省をしましたし、根本的にマインドセットを変えるきっかけになりました。
また、現在フォーカスしていることの1つである資産形成にも活きています。
今回は「エッセンシャル思考」とその活用について解説していきます。

 

エッセンシャル思考とは何か?

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エッセンシャル思考について少しだけ解説すると、エッセンシャル思考とは、

「本当に重要なことだけをやる」

ことを追求する生き方であり、考え方です。

例えば仕事のこと。

物事を良くしようと考えていると、様々な問題点が気になります。

「このKPIをこういう表現にして、こうやって管理したらいいんではないか?」
「〇〇さん、△△さんからお願いされた仕事、両方とも今日中にやらないと・・・」
「〇と〇〇の商品売上が良くないから、何とかしないと」

自分の仕事の領域・範囲に関わらず、気になることだったり、やった方が良いこと、誰かから頼まれたことなどが山ほど存在しています。

そこに共通する問題は、

色々やるべきことがあり、様々なことが気になってしまう
→どれもこれもやろうとする
→結局すべて中途半端になり、成果が出ない

 

というものです。

エッセンシャル思考の必要性

「エッセンシャル思考がなぜ必要なのか?」は、この図が示しています。

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要は、1つ本質的な課題や選択された最も大切な事柄に集中することで、エネルギーを1点集中させて遠くまで行くことができる、高い成果を上げることができる、ということです。

本書の中でも

「全部に入れよう、全部やろうとするうちに私たちは何かを失っている」
「重要な少数は、些末な多数に勝る」
「トレードオフを無視すると、取り返しのつかない損失が待っている」
「物事の本質を掴み取る」

といった言葉が出てきます。

色々なことをやろうとすると、私たちは大切なことにフォーカスする時間とエネルギーをトレードオフで失っているのです。パレートの法則で80:20の原則がありますが、その考え方にも近いですね。

 

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日比谷タクミのカオスな経験

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やるべきことがありすぎ

日比谷タクミがこの本を手にとったのは数年前。アジアで事業経営を行っている時です。

「競合に勝って事業を成長させろ」

という史上命題に対して、当時の自分はカオスの中にいました。

「商品強化も必要だし、マーケティングも弱い。営業もマネジメント層が脆弱だし、事業企画に人が居ない。そもそも採用人数が足りてないし、コスト削減も必要だ」

といった感じで、事業課題が山積していました。

優先順位は整理していたものの、そこに対して絶対的な自信はありませんでした。

経営というのは答えのない世界です。確立した事業基盤がある事業であれば別ですが、新規で立ち上げた事業であれば猶更です。

「何に注力すればいいのか?」
「何からやったら勝てるのか?」
「何を徹底的に彫り切ればいいのか?」

そんな悩みをずっと抱えながら、事業戦略を立て、現場のエグゼキューションに踏み込んで出来ることを必死でやっていました。

本質だけにフォーカスを絞る

そんな時にこのエッセンシャル思考という本に出会い、考え方を大きく変えるきっかけになりました。

「エンドユーザーが求めていることの本質は何か?」
「明確にしなければいけない戦略は何か?」
「自分の時間をどのように使わなければいけないか?」

を徹底的に考え直し、注力すべき事業戦略も再度絞り込みました。

「自分がやるべきこと」と「自分がやるべきことでないこと」を明確に切り分けられるようになり、時間管理が上手くなったのもこのタイミングだと思います。

このエッセンシャル思考の考え方は、未だに生きており、

「物事を本質的に考える」
「重要な少数のことにフォーカスする」

というのは自分自身の価値観を構成する大きな1つの思想になっています。

資産形成への応用

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資産形成の本質を見極める

このエッセンシャル思考は資産形成にも有効に活用できます。

「資産運用の本質とは何か?」について考えた時、日比谷タクミはこのように答えます。

「資産を市場にできるだけ長く置き続け、お金の時間価値と複利効果を最大限に活かすこと」

つまり長期投資であり、複利効果を活かせる配当再投資です。短期で価格が上がった下がったで売買しながら鞘取りをするのは、資産運用の本質ではありません。

アルベルト・アインシュタインも複利効果を指して「The most powerful force in the universe is compound interest.(人類最大の発明は複利である)」と述べています。

本質を基に投資方針を決める

この本質をベースに投資方針や投資戦略を決めていくと、迷わずブレない資産形成が可能となります。

日比谷タクミはこちらの記事でも述べていますが、サラリーマンの資産形成における公式と3つのポイントとして、以下のように整理しています。

◇公式◇

資産形成=(収入 - 支出) × 投資利回り

◇3つのポイント◇

1、収入投資率の向上
2、アセットクラス分散
3、配当再投資

これは日比谷タクミが考える資産運用の本質をベースとして、サラリーマンが堅実な資産形成を行うことを目的として整理したものです。

ネット上でも「インデックス積立が良い」「高配当株が良い」「値下がりしたら全力買い」といった様々な論調もあります。恐らく多くの方が、ネット上での膨大な情報の中で、様々な投資手法にトライしながら投資を検討しているのでないかと思います。

また一度投資方針を決めても、急激な市場の暴落や急騰など、市場の熱狂や絶望に翻弄されて、以前の投資方針から軸がブレてしまうことも多くあります。

例えば「暴落しても必ず値は戻るから絶対に売らない」と決めていても、いざ暴落が起きると「もう戻らないかも知れない。少しでも損失を減らしたい」と考えて、結局底値で投げ売りして市場から退場してしまう、これは投資の典型的な失敗パターンです。

何を本質と捉えるかは人によってぞれぞれですが、

本質に向き合い、それに向かった投資戦略を立てる

ということが大切です。

それにより自身の判断のブレが少なくなります。

まとめ

今回は書評というよりも、エッセンシャル思考とその大切さについて述べてきましたが、日比谷タクミの価値観形成、ビジネスマインド、スキル形成に大きな役割を果たしてくれたのがこのエッセンシャル思考です。

みなさまも機会あれば一度お手に取ってみてください。

 

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