日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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【2020年の戦略大公開】投資家は資産形成の戦略を立てておこう

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こんにちは、日比タクです。

みなさま、あけましておめでとうございます!!!今年もよろしくお願い致します。

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さて2020年初めての記事更新となりますが、東京オリンピックを控える今年はイベント盛りだくさんですね。

既にTwitterで簡単に初心表明をしましたが、今回は2020年、日比タクが目指す資産形成の戦略について赤裸々に語っていきたいと思います。

以前にMY経営戦略という記事で資産形成の全体戦略を構造的に書いておくことの大切さについて書きました。具体的なMy経営戦略の作り方は以下の記事で6つのポイントに分けて解説しています。

私自身も転職などによって少し人生のステージが変わるので、改めて資産形成の戦略をアップデートして2020年バージョンに整理しておきたいと思います。

今回は日比タクの2020年の資産形成の戦略をベースに、汎用的に使えるフレームワークをご紹介していきたいと思います。

資産形成を志す皆様の参考になれば幸いです。

資産形成の戦略立案の前提

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まず前提ですが、資産形成の戦略を作るにあたって大切なのは物事を考える順番です。

基本的に戦略を考えることは、企業経営と一緒で

・目的から手段へ
・大きいところから小さいところへ

という流れで考えていきます。

具体的な順番は、

1、経営目的→2、ビジョン→3、経営計画→4、経営(全体)戦略→5、部門(個別)戦略→6、戦術

といった順番です。

1、経営目的

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経営目的

将来的に複数のキャリア選択肢(起業、雇われ経営者、個人での企業M&Aなど)を持つことを中期の資産形成目的とする

まず1つ目は経営目的(=資産形成の目的です)

日比タクは自身のキャリアへの情熱が強いので、いくらお金があっても現時点で早期にセミリタイアなどをすることを想定していません。ビジネスのフィールドで自己実現をしたいというのが想いです。

しかしビジネスのフィールドで成功を収めようと思うと、同時にリスクも取らなければいけません。

起業はいわずもがなリスクがあるし、個人でプロ経営者を目指すにしても雇用リスクの高い商売です。また、個人で会社を買ってオーナーシップを持つという選択肢もありますが、こちらもまとまった資金が必要になりますし、失敗したら資金は戻ってきません。

資産形成によって、

ビジネスの世界で成功を掴むために引き受けなければいけないリスクを取れる状態にしたい

というのが自分の資産形成の目的です。

みなさんの資産形成の目的はなんでしょうか?

2、ビジョン

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ビジョン

2022年までに税後年間配当金400万円、純金融資産額1億円
完全な経済的自由の達成

ビジョンというのは中期の財務・非財務で目指すべきゴールです。日比タクの場合、当面の財務・非財務目標は配当400万、純金融資産1億円です。

ターゲット到達目標は2022年としています。

税後配当400万の目標となると、今後も入金+配当再投資で年間1,000万程度はコンスタントに投資していく必要がありますので、ストレッチも必要になりますね。

純金融資産1億円については、口では言っているものの正直あまり拘ってないです。というのも暴落が起きると見かけの金融資産額は簡単に減ってしまうからです。

3、経営計画

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経営計画 

※全て手取り、税後の数字

2020年

収入1000万+配当300万 - 支出350万円 = 追加投資950万円

2021年

収入1000万+配当350万 - 支出350万円 = 追加投資1000万円

2022年

収入1000万+配当400万 - 支出350万円 = 追加投資1050万円

上記が向こう3か年のPL計画です。ビジネスの世界でも一般的に中期経営計画は3か年で作ることが多いですね。

収入は本業からがほとんどですがそれ以外の副収入も入っています。それに配当に加えたものから見込み支出を除いています。

数字はかなり現実的な数字を置いていますので全て実現可能ですが、キリの良い目標ということで出来ればまだ30代のうちに配当400万、純金融資産1億円の富裕層を達成したいですね。

4、経営(全体)戦略

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経営(全体)戦略

収入:

・本業での実績を出す。あわよくば決算賞与額を増やす

支出:

・固定費削減の維持。月間25万円以内のただし変動費には余裕を持ってQOLは維持改善する
・手取り収入の7割以上を投資に回す

投資:

・アセットアロケーション(株式、債券、REITに分散投資)
・先進国、新興国、国内に分散投資
・配当再投資を継続する
・一定のキャッシュポジションを残して基本は継続投資

まず強調しておきたいのは、この経営戦略はあくまで資産形成全体の戦略だということです。

資産形成の公式である、

資産形成=(収入 - 支出) × 投資利回り

において収入、支出、投資と3つの部門があります。

この3つをどうやってオーガナイズして経営計画を達成していくかが経営戦略のコアになります。

※よく勘違いをされている人が居ますが、どの銘柄を買うとかどのセクターを買うとかの議論を持ち出して"戦略"という言葉は本来使うべきではありません。どんな銘柄を買うかという話は資産形成全体の戦略のうち、個別戦略の中に内包されるべき話であり、さらにその中の戦術レベル、いや戦術レベル以下の話です。

大枠での経営戦略は2019年度と変わりません。仕事が変わるので収入面は見込み年収は上昇することは確定していますが、それ以上は現時点では見えません。

また資産形成には言うまでもなく節約が大切ですが、収入不相応な支出レベルに抑えておくことが資産形成の鉄則です。継続して固定費削減を進めていき、その中で手取り収入の7割以上を投資に回していきます。

5、部門(個別)戦略

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ここでは投資部門の戦略のみをご説明をします。

個別の投資戦略においてはまず、

・配当、インデックスなどどんな投資方針なのか
・アセットアロケーションをどうするか(どんな地域の、どんな資産に、どれくらいの配分で投資するか)

・どのくらいのリターンを狙い、どのくらいのリスクを取るか

などをちゃんと考えておくことが大切です。

部門(個別)戦略 ※投資のみ

・配当、分配金のリターンのみを目的とする。売却リバランス以外の局面ではキャピタルゲインは狙わない
・アセットアロケーションのターゲットバランスは、株式60~70%、債券20%~30%、REIT10~20%とする
・ポートフォリオの配当利回りは税前5%(税後4%)を目標とする
・リターンの中核となるコアアセットは継続して増やしていく。非コアアセットは状況に応じて柔軟に動かす
・配当は100%再投資に回す

6、戦術

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さて、ここでようやく戦術レイヤーの話です。

この段階でようやく、どんなETFをポートフォリオに組み込むのか、スクリーニング条件で個別銘柄を探すのか、NISA枠で何を買うのか、といった個別の議論になる訳です。

戦術(投資戦術)

・個別株は配当利回り3%以上、連続増配・累進配当、財務優良な銘柄を選定して投資する
・ディフェンシブ銘柄を中心とした銘柄選定を行う
・個別株はリスク分散のため30銘柄を目標に分散する
・1セクター25%以上の保有比率にならないようにする

といった内容になります。

前述しましたが、"投資=どの株を買うか"という議論をする方が多いですが、どの個別株を買うかといった判断は戦術以下のレイヤーの話な訳で、資産形成全体でいうと枝葉中の枝葉の議論です。

極論、きちんとしてスクリーニング条件に沿って継続的に購入をするといった投資ルールに基づいて行動していれば、個別株の選定はさしてPF全体のパフォーマンスに大きな影響は与えません。

日比タクも個別株の話は好きですが、あくまでもそれは枝葉議論をしていることは意識してます。

まとめ

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ということで日比タクの2020年のアップデート版の資産形成の戦略を計画とともに立ててみました。一度全部を繋げて見てましょう。

経営目的

将来的に複数のキャリア選択肢(起業、雇われ経営者、個人での企業M&Aなど)を持つことを中期の資産形成目的とする

ビジョン

2022年までに税後年間配当金400万円、純金融資産額1億円
完全な経済的自由の達成

経営計画

2020年

収入(手取り)1000万+税後配当300万 - 支出350万円 = 追加投資950万円

2021年

収入(手取り)1000万+税後配当350万 - 支出350万円 = 追加投資1000万円

2022年

収入(手取り)1000万+税後配当400万 - 支出350万円 = 追加投資1050万円

経営(全体)戦略

収入:

本業での実績を出す。あわよくば決算賞与額を増やす

支出:

固定費削減の維持。月間25万円以内のただし変動費には余裕を持ってQOLは維持改善する
手取り収入の7割以上を投資に回す

投資:

アセットアロケーション(株式、債券、REITに分散投資)
先進国、新興国、国内に分散投資
配当再投資を継続する
一定のキャッシュポジションを残して基本は継続投資

部門(個別)戦略 ※投資部門のみ

・配当、分配金のリターンのみを目的とする。売却リバランス以外の局面ではキャピタルゲインは狙わない。
・アセットアロケーションのターゲットバランスは、株式60~70%、債券20%~30%、REIT10~20%とする
・ポートフォリオの配当利回りは税前5%(税後4%)を目標とする
・リターンの中核となるコアアセットは継続して増やしていく。非コアアセットは状況に応じて柔軟に動かす
・配当は100%再投資に回す

戦術(投資戦術)

・個別株は配当利回り3%以上、連続増配・累進配当、財務優良な銘柄を選定して投資する
・ディフェンシブ銘柄を中心とした銘柄選定を行う
・個別株はリスク分散のため30銘柄を目標に分散する
・1セクター25%以上の保有比率にならないようにする

一番大切なのは事業経営と同様に、

全体を構造的に考えることです。

冒頭にご紹介した、

1、経営目的→2、ビジョン→3、経営計画→4、経営(全体)戦略→5、部門(個別)戦略→6、戦術

の手順で具体的に検討事項の粒度を揃えて、ご自身でも資産形成の戦略をやってみて頂ければと思います。

多くの方が資産運用を始める時に「まずは株式を買ってみる」という所からスタートししているはずです。一度目的から全体を整理することでより広い視点から資産形成全体を見れるようになると思いますし、ブレない投資方針や投資ルールを再確認できるようになると思います。

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