【配当・分配金】8月配当・分配金は円ベースで173.279円でした。
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こんにちは、日比谷タクミです。
8月の配当・分配金の報告です。
諸事情によりブログの更新頻度が落ちておりますが、これはまた別の機会にご説明するとして、今月は8月という配当・分配金閑散期にしては、実績が伸びました。上半期に着実に買い増しを続けていった成果が出てきています。
では、詳細を見ていきたいと思います。
[日比谷タクミの投資戦略]
高配当株、高配当ETFをメインに配当再投資を行っております。国際分散の長期投資で、債券、REITも保有しています。
収入投資率(収入からいくら投資にお金を回せたかをKPIにしており、給与、賞与、配当収入の7割以上を投資元本を積み上げています。
8月の配当金・分配金(税後)
USD建て :1,080ドル
円建て :58,781円
円ベース合計:173.279円 ※外国税額控除除く
米国株式、英国株式、カナダ個別株式(USD建て)
海外株式・債券ETF (USD建て)
国内ETF
日本株・J-REIT (JPY建て)
過去1年配当・分配金推移(JPY建て)
外国税額控除によってUSD建ては源泉税の8%程度は戻るため、実質配当金は1150ドル程度、で180,000円程度の配当・分配金ということになりました。
また、6月に500株で権利通過したJTからの配当がまとまって入ったので、こちらも実績に貢献しています。円ベースの配当・分配金の金額は、半年前の2月に比べると倍額近くになりました。
2019年度累計配当金
USD建て :7,747ドル
円建て :207,196円
円ベース合計:1,052,751円 ※外国税額控除除く
2019年も残り4カ月。
税後配当200万円が達成できるかどうか微妙な水準ですが、現在の所、保有アセット全体で、為替106円を想定した年間期待キャッシュフローは214万円となっています。
インデックスETFや、債券ETFも保有しているため、高配当一色というポートフォリオでないのは確かですが、日比谷タクミが第一に求めているのは、
キャッシュフロー
です。
アセットの評価額というより、配当・分配金の金額をKGIにおいて投資をしているため、今後も積極的な期待配当金額の向上に努めています。
8月の購入・売却銘柄
<買付>
RDS.B ロイヤル・ダッチ・シェルB 73株
SPYD スパイダー高配当株式ETF 125株
BTI ブリティッシュアメリカンタバコ 115株
IBM 24株
XOM エクソン・モービル 50株
ABBV アッヴィ 45株
MO アルトリア・グループ 45株
D ドミニオン・エナジー 70株(新規)
WBK ウエストパック銀行 400株(新規)
JT 日本たばこ産業 100株
8月は前半に大きく市場が落ち込んだので、投資信託やJ-REITの売却分とキャッシュポジションを出動して、ドル転を行い、高配当株を買いにいきました。
<売却>
BND バンガード米国債券市場ETF 70株
スターアジア不動産投資法人 1株
スターツプロシード投資法人 1株
債券価格が上昇を続けており、BND, VCIT, VCLTなどから含み益が出ていました。そのため、8月はBNDを一部売却して先進国債券アセット全体の保有比率を下げるリバランスを行いました。
しかし、それ以上のペースで株式が下落したこともあり、先進国債券の持ち分比率は
7月22.2%→8月22.3%
とむしろ微増しました。
債券利回り低下に伴い、保有銘柄の値上がりが続いていますので、もっと値上がりするようであれば再度売却リバランスを行うかも知れません。
債券を保有していると株式が軟調な局面での売却リバランスで利益を出し、利益分で下がった株式を買い増すなどの戦略的柔軟性を持つことが可能になります。
このため、日比谷タクミは一定ボリュームの債券を持つことを運用ルールとしています。
配当・分配金ポートフォリオ
こちらは米ドル建ての運用資産が全て入ったPFです。現在、運用中資産の85%ほどが米ドルベースで、うち32%が個別株、68%がETFとなっております。
分散投資の考え方と4ステップ
第一段階:資産分散
株式、債券、REIT、商品などへの配分を決めます。
個人的には株式100%のポートフォリオは推奨もしていませんし、自分でもそうはしていません。
やはり株式下落局面では債券や金が強くなりやすいですし、REITはまた異なる動きをします。
※過去2年配当込みリターン比較
緑:VT バンガードトータルワールドストック
黄:BND バンガード・米国トータル債券市場ETF
青:GLD SPDRゴールドシェアーズ
黒:IYR iシェアーズ米国不動産ETF
第二段階:地域分散
各アセットクラスの中での地域分散です。
現状のアセットアロケーションは地域こそ先進国(米国)が大部分ですが、新興国・国内のアセットも非コアとして保有はしています。
例えば個別株でいえば、米国株、英国株、カナダなどがありますが、日本の証券会社においては米国以外はADRで投資するしかないので、可能な範囲で地域分散を行います。
第三段階:セクター分散
セクター分散です。
特に株式は、各セクターには景気循環によってパフォーマンスの良し悪しがあります。
景気後退(経済弱く、金利は高い)
→エネルギーが強い
景気低迷(経済弱く、金利も低い)
→通信、ヘルスケア、消費財、公益が強い
景気回復(経済強く、金利は低い)
→金融、ハイテクが強い
景気良好(経済強く、金利も高い)
→製造業、素材が強い
現在はヘルスケア、通信、金融、IT、消費財、公益、エネルギーといったセクターを中心に保有しています。
これは配当重視のインカム投資を軸に置いているため、不景気で大きな減配リスクを避けれるよう、ポートフォリオをディフェンシブに構築しているからです。
第四段階:銘柄分散
セクター内で銘柄を分散します。これは個別銘柄への投資には個別の事業リスクが存在するからです。
最低1セクター2社以上、願わくば3社以上に投資が出来ていると、個別株における減配などのリスクは軽減されます。
例えば、
タバコ(消費財):MO, PM, BTIの3社
エネルギー :RDS.B, XOM, ENB
といった形で3社を持っていますが、その他セクターは2社ずつ程度です。
今のところ、まだまだセクター内の分散が甘いため、ここは今後の改善ポイントです。
分散のターゲット銘柄数は?
8月の買い付けで、海外個別株の保有銘柄数は14になりました。
SPYD, HDVなども保有しているため、株式分散度合いとしてはいい感じになってきましたが、引き続き個別株の保有銘柄数を増やしていきたいと思います。
個別株は15銘柄とか、20銘柄とか分散が出来ていれば十分といった意見もありますが、日比谷タクミは基本的に、
「分散は広ければ広いほど良い」
という考え方です。
利回り5~6%といった高配当株式をメインに保有していますが、過去において累進配当、連続増配銘柄を実現しているとはいっても、将来に必ずしもそれが継続するかはわかりません。
むしろ減配リスクが懸念されて高配当になっている訳なので、配当利回りの高い銘柄への投資は、多かれ少なかれリスクはあるのです。
まとめ
配当・分配金によるキャッシュフロー最大化に向けて着実に進んでいますが、保有株の下落は止まっていなく、タバコやエネルギーなど、直近で大きく下落したセクターもあります。下落した銘柄をもっと買い増したい所でもあります。
しかし、今現在の投資戦略のプライオリティは、来たる景気後退に向けてディフェンシブ銘柄を中心に、
セクター分散と銘柄分散を進めていくこと
としています。
もう少しちゃんと買いたいのが、ヘルスケア、通信、公益です。キャッシュフロー獲得を急ぐと、どうしても配当利回り一辺倒になりがちですが、多少利回りを犠牲にしても、将来的なリスクも踏まえて分散を進めていきたいと思います。
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