日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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"人生右肩上がり"について、真剣に考えてみる

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こんにちは、日比谷タクミです。

「右肩上がり」

多くの人は右肩上がりの図を見て、

"気持ちいい" "心地よい"

と思うのではないかと思います。

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右肩上がりはある意味で、成長の象徴、順調の象徴、成功の象徴でもあると思います。

資産形成においても多くの方は右肩上がりを期待されていると思いますし、収入も、恋愛も全て右肩上がりであれば良いと思っていると思います。

しかし、現実は酷なもので、人生においては

右肩上がりになるもの
右肩下がりになるもの

の両方があります。

今回は「右肩上がり」というキーワードについて、多数の視点から考えてみましょう。

 

右肩下がりになっていくもののマネジメント

まず右肩上がりを考える前に、右肩下がりを考えてみましょう。

年齢を追うごとに右肩下がりになっていってしまうものについて、1つずつ例とそれ対応について、考えてみたいと思います。

体力、健康

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まず年を重ねてくると体力や気力が落ちるので、仕事での踏ん張りが利かなくなってくる、集中力が途切れやすくなってくる、というのは良く聞く話です。

体力や気力は年齢とともに衰えてきてしまうものですが、この2つが落ちてきてしまうと、人生の刺激は急激に減ってきてしまいます。

「何かをしたい」「何かを学びたい」と思っても、体力や気力がないと出来ません。

仕事へのチャレンジも出来ず、新しい経験や知識も増えない、人間関係も広がらない。行動が出来ないと人生を豊かにしていくことも出来ません。

体力、気力を維持しておかないと刺激のないつまらない日々になってしまいます。

そのための健康の維持も非常に重要です。

投資などで資産形成を成功させても、健康でなければ美味しいものも食べれませんし、美味しいお酒も飲めません。行きたい所へも出かけることも出来ないのです。

厚生労働省の調査では、平均寿命に対する健康寿命の差は男性で9.13年、女性で12.68年とされています。

平均寿命と健康寿命をみる 2 - 厚生労働省

健康でない状態で生きる辛さは、日比タクもまだ経験していないので分かりません。しかし、健康な状態で寿命を全うできる方が望ましいですよね。

体力と健康を維持するための、

・食事管理
・エクササイズ
・規則性のあるライフスタイル
・ストレスマネジメント

などは常に気を付けていたいものです。

学ぶ姿勢

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年齢とともに右肩下がりになっていきやすいもう1つのものは、

"学ぶ姿勢"

です。

年齢を重ねて社会生活を送っていくと、様々な経験・知識を得ることができ、だんだんと

"自分が学ぶべきことが減っている"

という感覚になっていきます。なぜなら、人に何かを教えてあげる機会の方が増えてくるからです。

さらに、ある程度自分の人生が安定していくと、

"いまさら勉強しても何にもならない"

とも考えるようになり、人間はそこで学びを止めてしまいます。

最近はリカレント教育という言葉をよく聞くようになりました。

リカレントが意味するのは「還流」。社会に出て仕事をしている人が、再び学校に戻って学び直すことを意味します。

総務省の情報通信白書、リカレント教育についての調査によると学び直しや職業訓練の必要性を国際比較すると、日本は学び直しについての必要性認識が相対的に低い状態にあることが分かります。

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リカレント教育の必要性

人生100年時代、適切な学び直しをなくしてどのように代わりゆくライフステージを乗り越えていけるか。人から学ぶ姿勢、自ら学ぶ姿勢を常に持っていることはとても大切だと思います。

チャレンジ精神

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多くの人は、年齢を重ねると自分の人生の枠の中で居場所を決めて、そこから出ようとしなくなってしまいます。つまり、チャレンジ精神がどんどん失われてきてしまうのです。

"以前やってみたけどダメだった"
"友人が失敗したのを知っている"
”家族がいるからリスクが取れない”

本当は人生をさらに良いものにしたいとは思っているのに、だんだんと行動が出来なくなっていきます。

内閣府の調査によると、日本人はそもそも国際比較においても、上手くいくか分からないことにも意欲的に取り組むことが出来ない、

とされています。

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今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~

 

年齢が上がってくると、少し以前よりも守るものが増えてくるのでさらに臆病になってきたり、以前よりもさらに面倒臭がりになってきます。いい歳して失敗も出来ないとも思うようになってきたりします。

年齢、過去の経験、そして家族などを理由に、行動できないことに色々な理由をつけるようになるのです。

"常に1歩踏み出して新たなチャレンジに身をおけるかどうか"

それが、人生を右肩上がりに出来るかどうかの、大きな壁なのかも知れません。

※30代後半になる日比タクも、安定した環境を捨てて次のチャレンジを決めました。

 

右肩上がりを積極的に狙いたいもの

①キャリアと収入

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最近の若者の中では、

「仕事は適度にやって副業に精を出そう」
「給料が上がらないから、投資で稼ごう」

といった認識が強まっており、本業でのキャリアに対するこだわりや意識が薄れてきているのが、各種の調査などでもわかっています。

過去の関連記事でも書いていますが、結論から言うと、日比タクはキャリア形成を通した収入アップについては、20代の若い時からこだわりを持って取り組んだ方が良いと思っています。

なぜなら、キャリアはタイミングを逃すと、取り返すことが難しいからです。

内閣府が行っている就労等に関する若者の意識によると、平成29年度で63.7%の方が仕事より、家庭やプライベートを優先する、という回答を出しています。

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家庭やプライベートを重視したい、というのはライフスタイルの問題なので全く論点はないとと思います。

ですが、人間が持つ時間は有限なので、

"プライベートを重視するなら収入が低いことに対しては一定の諦めを持つべき"

"収入を重視するならプライベートの時間については一定の諦めを持つべき"

という当たり前のトレードオフも受け入れなければいけません。

プライベートを優先する、つまり仕事に対して時間や労力を投下しないのであれば、そこに大きな金銭的なリターンは求められません。

しかし世の中は「プライベートは重視したい、でも年収は上げたい」というトレードオフを無視した声が溢れているのが現状です。。。

何を目指すかは人次第ですが、前述の通り、

"キャリアはタイミングを逃すと、取り返すことが難しい"

ということは、しっかり理解をしておいた方が良いです。

20代の時にちゃんと本業において踏ん張りを利かせた経験をしたり、学習をするなどの努力をしておかないと、30代になってそれを取り返すのは容易ではありません。

なぜなら、30代以降の収入は20代の時の、業種選び、職種選び、経験した仕事内容や成果、そして結果としての対外的な評価によってかなり大きく左右されるからです。

早い段階でキャリアの土台をしっかり作り、きちんと継続的な努力をしていけば、仕事の内容に関わらず右肩上がりのキャリアは作りやすくなります。

しかし、若い時からプライベートな時間を重視しすぎたり、本業とは関係のない副業を注力しすぎたりするのは、本業のキャリアが伸びないリスクと隣り合わせだという理解は必要です。

②資産

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資産は預貯金によっても計算できます。しかし、

・現金はインフレ影響を受ける
・銀行預金ではほぼ利息は付かない

など、預貯金には2つの大きなデメリットがあります。

投資やマネーリテラシーについて興味・関心を持って学び、複利の効果を活用することで効率的な資産形成が可能になります。

下図は有名なジェレミー・シーゲルさん著書に記載のある図ですが、株式、長期国債、短期国債の保有期間ごとの実質利回りです。

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株式を保有している場合、1年では66.6%の利回り(リターン)を得ることが出来る可能性もあれば、-38.6%の利回り(損失)を被ることもある、ということです。

しかし、

"株式投資は保有期間が20年を超えると期待利回りが0%以下になることがなくなる"

ということです。S&P500指数など適切な対象に投資をすれば、株式への投資は長期ではほぼ確実にプラスになるプラスサムゲームといえ、資産右肩上がりも現実的と言えます。

一方で、長期国債、短期国債などの方が発生する利回りの幅が小さいことに気づくと思います。つまりボラタリティが低く、リスクが低いのです。

短期で大きく揺れ動くが長期でプラスになる株式と、値動きが少なくポートフォリオ安定させる債券を組み合わせて持つことでリスクを分散させること。

これが資産を安定的に右肩上がりさせていくための分散投資の基本であり、アセットアロケーションと呼ばれる考え方です。

詳しくは本サイト内でも多数記事がありますので、ご参照ください。

③人間関係の広さ、深さ

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人間関係とは不思議なもので、学生時代に交遊があった友人とは、何年も交流が途切れながらも長く続いたりするものです。

一方で、仕事での関係性においては、その期間どれだけ濃くやり取りをしていたとしても、いざ転職などで接点が無くなると簡単に切れてしまったりします。

その逆も然りですがいずれにしても、お互いに悩んだ時に相談できる、困った時に助けてくれるような関係性を持った人間関係、繋がりを右肩上がりで増やしていけると、人生は明るいものになるでしょう。

広く浅い関係性の繋がりが大切になる場面もあります。しかし、日比タクとしては、

"人間関係は広さよりも深さ"

だと思っています。

人間関係の構築には、過ごした時間の長さもあれば、深く本音で話し合えたかという質の部分も関係します。

できる限り自分も本音で話し、本音で返してくれるような人間関係を構築できれば、年齢上下に関わらず良い関係性を構築し、右肩上がりの人間関係を築くことができるのではないか、と思っています。

まとめ

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やっぱり人生は右肩上がりでいたいですよね。

なんといっても、気分が良いです。いつも登り調子で、いつも気力・体力あって、いつもチャレンジしたいことがある。

若い時は怖いものなんて殆どないのですが、年齢を重ねてくると世の中の構造が見えてきて、自分の限界も見えてきて、右肩上がりの人生を目指す人が減ってきてしまいます。

しかし、右肩上がりは諦めたくない!

日比タクもいつも右肩上がりを求めてますし、下がってきてしまうものはぜひ頑張ってコントロールしたいなと思ってます。

 

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