7月末時点ポートフォリオの報告
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こんにちは、日比谷タクミです。
8月頭に大暴落が起こっていますが、ここ数日で相場は落ち着いてきています。しかし、米中貿易戦争が再度激化、各国の利下げが続く中でリセッション入りへの緊張感も漂ってきています。
そんな中ですが、日比谷タクミは引き続きコツコツと配当重視の資産買付を続けており、かつポートフォリオのディフェンシブ化を進めています。
今回は7月末時点の数字になりますが、8月頭の暴落後の様子も含めて現状をお伝え致します。
運用資産とアセットバランスについて
運用資産額
USD 432,738
JPY 9,013,433
※7月末時点。生活防衛費や無リスク資産は含まず。
7月に値上がりしていたJ-REITを利確して、インフラファンド、また米国高配当株にシフトした影響から、ドル資産が増えて、円資産が少し減っております。
ちなみに8月5日のNYダウが767ドル下落した大暴落の日には1日で評価額が8000ドル下がりました。債券、REITなどを組み入れているポートフォリオでも1.5%の下落でしたので、株式だけのPFで運用されている方は、2.5%~3.0%程度の評価額下落だったのではと思います。
ちなみに暴落の真っ最中には、BTI ブリティッシュ・アメリカンタバコと、SPYD 高配当株式ETFを買い増ししました。
現在は少し落ち着きを取り戻していますが、7月末時点に比べてはもちろん減少中です。
現在の配当・分配金利回り
現状のアセット・アロケーションにおける各資産クラスごとの配当・分配金利回りは以下の通りです。海外ETFには分配金利回りが低いBND, VOO, VTなどの債券、インデックスETFも混じっているので、少し低めになっています。
配当については、7月はローテーションの谷間にあたる月ですので、金額としては少額になっています。
個別株も引き続き増やして、配当月を慣らしていきたい所ですが、あまり個別株に偏りを持たせる方針ではないので、プライオリティは置いていません。
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アセットバランス
※生活防衛費や無リスク資産は含まず。
全体的に先進国株式(米国株式、英国株、カナダ株)などを増やしていっています。このまま高配当銘柄を増やして、トータルの株式比率60%までは持っていきたいと思っています。
ターゲットバランスは、理想的には株式65%、債券25%、REIT10%といった比率でしょうか。
一方で、PFのディフェンシブ化の中でVWO等の新興国株式を減らした関係で、新興国アセットの割合は減っています。
新興国でいうと、人口が減少していく中国ではなく、インド・東南アジアの国を対象にしたETFに投資したいと前々から思っています。なので、本来は強くVWOに投資したい訳ではないのですが、現状はインドETFやフィリピンETFなどの信託報酬が0.7%とか0.8%とか高すぎるので、今一つ踏み込むことが出来ずにいます。
あくまで非コア・アセットの扱いにはなりますが、うまく人口増加国に対して、低コストで投資する術がないか思案中です。
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アセットクラスごとの内訳
海外ETF
引き続き、PFF、JNKといった株式と債券両方の性格が混じる高分配金銘柄が中心です。株式インデックスのVT, VWOはその比率を少し減らしました。その分の資金でSPYDを買い進めて、PF全体の配当利回りを高めに行っています。
債券は価格上昇局面にありますが、現状よりも保有比率を高めたい訳ではないので、もし含み益が大きく出るなら、その分は利確してリバランスを行い、高配当株式に流していきたいと思っています。
新興国債券のVWOBは直近でここ10年の高値圏にありますが、同じく円ベースで保有している1566 上場インデックスファンド新興国債券は底値を這っており、なかなか解釈が難しい状況と考えています。
米国株(米国、英国ADR、カナダADR)
エネルギー関連であるRDS.B, XOM, ENBを買い増したのと、直近では下落局面でJNJを拾いました。現在、株式ETFと個別株の比率が概ね5:5くらいです。
有望な投資対象となる高配当個別株があれば、個別株の分散を進めていってもいいですし、個別株を15銘柄くらいへの分散で押さえてHDV, SPYD, VYM等を継続的に増やしていっても良いと思っています。
現在はIBMをもう少し増やしたい、NGGやHPなどの株価が低下している銘柄にトライしてみたい、もしくは思い切ってABBVを指しに行くか、という感じで考えています。
J-REIT・インフラファンド
※保有銘柄は以下
タカラレーベン・インフラ投資法人を買い増し、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人、エネクス・インフラ投資法人を新規で買い入れしました。
J-REITについては、過去最高値を更新している銘柄が結構ありました。強い保有理由がなく、ただ分散のために持っていた銘柄を利確して、保有銘柄を絞りにいきました。その分を景気耐性のあるインフラファンドにスイッチした形になります。
REITはJ-REITに限らず安定的に保有していきたいアセットなので、また価格が下がってきたら追加の買い入れをしたいと思います。
国内株式
※保有株式は以下
国内株式は全体の6%程度しか保有しておらず、そのうち半分がJTです。
評価額という観点では壊滅的な状況が続いている日本株ですが、
・JT
・オリックス
・みずほ
・キャノン
・ヤマダ電機
・毎日コムネット
など、株価は軟調ですが今後も保有予定の銘柄です。特にJT、オリックスは今後も継続的に買い増していく予定です。
逆にどうしたら良いか途方に暮れているのが、三光マーケティングフーズ、丸三証券、日産自動車といったグダグダの含み損銘柄です。
三光マーケティングフーズは、株主優待があって結構使えるので、そのまま保有する可能性が高く、日産も減配発表があったとはいえ一応配当が出ているので今後のリバイバルがあるのか無いのかを見守りたいと思います。
丸三証券は・・・救われない気がする。
まとめ
8月の暴落で日本株はさらなる水準訂正がされている感じがしていますが、S&P500主要企業の2Q業績も好調、雇用統計などの指標も景気の底堅さを物語っており、米国は市場が落ち着きを取り戻せば再上昇をしていくのではないか、と考えています。
一方で、債券利回りが低下しており、世界的な景気減速懸念が強まっています。
今後、買い直しが入って株式の上昇相場が訪れる可能性はありますが、日比谷タクミは引き続きディフェンシブ、高配当で景気減速に備える姿勢で運用を行っていきたいと思います。
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