日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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プレッシャーや不確実性を乗り越えて、冷静な投資判断をするための3つの課題

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こんにちは、日比谷タクミです。

何か物事を判断する場面では、知識と経験に加えて、常に意思決定のプレッシャーとの闘いになります。

また、よくあることですが物事には常に想定外のことが起こり、どんなことも想定通りには進みません。

そのため、仮説が外れた場合、予測が外れた場合に備えておくことが求められます。

これはビジネスにおいてはもちろんですが、資産運用を行う上でも全く同じことが起こり得ます。

今回は、プレッシャーや不確実性を乗り越えて、冷静な投資判断をするための3つの課題というテーマで解説していきます。

判断力における3つの論点

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考えて判断する力か、瞬時に判断する力か

シンプルに理解するために、野球とサッカーを比べてみましょう。

野球のルールと試合の流れをご存知の方はイメージがつくと思いますが、野球は1球、1打席、1イニングごとにプレーが止まります。

バッターは打席に立つ前に今のアウトカウント、ベースの埋まり方、守備の配置、相手投手の球筋、監督のサインなどを見て状況判断をした上で、狙い玉を絞ったりしながらバッターボックスに入ります。

基本的に1プレーごとに止まりますし、必要に応じてタイムをかけることも出来ますので、都度考えながら行うことができるスポーツと言えます。

一方でサッカーは、一度キックオフのホイッスルが鳴ると、ファウルやスローイングくらいでしかプレーが止まりません。

ボールが常に動き続けているので、状況をゆっくり整理する余裕はありませんし、瞬時の判断が常に続くスポーツです。監督とのコミュニケーションもプレー中に行います。

つまり動きながら考えるスポーツといえ、捉え方によっては、より身体と頭の俊敏性が求められ、難易度の高いスポーツかも知れません。

競技タイプによってスピード感と即時性に差はありますが、大切なのは冷静な判断力です。

経営や投資においても冷静な判断力が必要です。その中でも必要なのは、どちらかというと野球タイプの、

局面ごとにしっかり考えて判断すること

だと言えます。

不確実性の中での判断

ビジネスの意思決定と不確実性

判断力は、ビジネスの場面でも資産運用の場面でも必要になります。

全ての情報が手元に揃った状態で、常に判断できる訳ではありません。

事業において言うと、コストと時間をかけて1次情報、2次情報を集めて、優秀なコンサルタントをかき集めて事業プランを書いても、実行しない限りは仮説以上のものにはなりません。

仮説は外れることもあるため、

投資判断は不確実性の中で行われます。

株主や社会に対して責任を負う立場である経営者にとって、時間・キャッシュ・人員を投下するような経営判断を、不確実性の元で行う訳ですから、そこには大きなプレッシャーがかかります。

プレッシャーによる判断の乱れ

形は変われど、資産運用においても大きなプレッシャーがかかることは同様です。

私たち個人投資家、いやプロでも何でもないアマチュアのサラリーマン投資家がマーケットを出し抜いて、投資で勝てるプランを考えるのは非常にハードルが高いチャレンジと言えます。

加えて言うと、私たちが投資する金融商品というのは、プロですら勝率を高めることが難しい、不確実性の高い資産です。

自分自身のお金をリスクにさらす意思決定をしているだけと考えれば、他人に迷惑はかけません。

しかし、自分が汗水たらして稼いだお金をマーケットに投下するというのは、

一歩間違えばお金を失うというプレッシャー

と対峙するということです。

金銭的な側面から言うと、その状況は自己資金を資本に入れている中小企業の経営者と一緒です。

そのプレッシャーの大きさがゆえ、個人投資家は株価が上がれば歓喜し、株価が下がれば落胆するという”感情”が生まれます。

株価が上昇している時は心理的に安全性が保たれて楽観的になるため、プレッシャーが緩みます。そのため、普段は追わない高値を追って資金を投入してしまったりします。

逆に株価が下落している時は精神的に追い込まれていきます。

「自分の資産が減ってきてしまっている」
「このまま下がり続けて行ってしまったら、本当にヤバい」

といった形で、焦り、不安などを感じ、プレッシャーに押しつぶされていきます。

そうなると、してはいけない暴落時の損切りなどを行ってしまったりするのです。

プレッシャーや不確実性を乗り越えて、冷静な投資判断をするための3つの課題

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さて、ここからが本題です。

前述した通り、資産運用においては、

・局面ごとに考えて判断する
・不確実性の中で判断を行う
・プレッシャーに判断の乱れ

という、判断における3つの課題に対処していくことが必要になります。

①市場の流れ、変化をちゃんと掴んで学びを深めること

資産運用には、知識と経験の2つが必要です。

知識については本を読んだり、ブログを見たり、SNSで投資クラスタの方のアカウントをフォローしたりと、結構学べる機会が沢山あります。

▼日比谷タクミのアカウントも、ぜひフォローお願いします。投資クラスタには非常に優秀で知見の深い方が多いので、そういった方々のフォローもお勧め致します。

かし、経験を得るには、短期で学びの質を高めるか、長期間の資産運用を経験するかのどちらかしかありません。

もし短期間で経験を深めたいなら、学びの質を高めるしかありません。

学びの質を高めるには、銘柄ごとの株価の動きを眺めて、値動きとその背景にある情報を学ぶPDCAプロセスを回していくのが効果的です。

例えば大きく値を下げた銘柄があれば、その下がった理由を探りにいきます。その理由を探っていくと、必ず株価が下がった理由となる情報ソースに辿り付きます。

時としてはそれが英語のサイトだったりしますので、英語が苦手な方には若干ハードル上がりますが、

「何に反応して株価が動いたのか」の理由を解明していくことを繰り返していくのです。

事象→原因探求→メカニズムの理解というプロセスを回していくと、市場のメカニズムや投資家の心理が理解できるようになってきます。

そうしていくことで、客観的な資産運用における判断能力が養われていきます。

②不確実性を受けいれる余裕を持っておくこと

投資をしていると、自分が想定外していた以上の水準で資産価格は上下します。

特には目を疑ってしまうような暴落も経験しますし、全く想定していなかった大暴騰も経験するでしょう。

「事前に予期しなかった事態」

というものに対処できる準備というのを整えておくことが出来ると、後々の対応に幅が出ます。

日比谷タクミは戦略上、基本的にバイ&ホールドと継続的な買い増しのみをするコア・アセットと、結構フレキシブルに市場の状況に応じて動かす余地を持たせた非コア・アセットに資産の区分を分けていきます。

分散投資によるアセットクラス分散と、投資戦略によってバッファや、プランBが作れる余裕を持っておくようにしています。

③きちんと投資戦略の軸を決めておくこと

プレッシャーに負けて判断が乱れることを防ぐようにするには、

投資戦略の軸(≒ルール)きちんと決めておくこと

が大切です。

例えば、基本的な投資方針をバイ&ホールドとしておけば、株価が値下がりしても、値上がりしても、基本的には売らずにバイ&ホールドな訳です。

「バイ&ホールド戦略を遵守する」

としっかり決めていれば、株価が下がった時に追加投資をしたり、株価が上がってしまった時に、値上がり分だけ利確するなどのリバランスは行っても、少なくとも株価が下がった時の投げ売りは防げるようになります。

例えば、日比谷タクミは投資方針の1つとして、「配当の出ない銘柄は買わない」という軸を持っています。

これは、高水準な配当がきちんと出ていれば、仮に保有銘柄が暴落をしても配当が出続ける限りは再投資資金になるので、売却をする必要がないからです。
(というか、意図的に売却が簡単にはできない心理的障壁を作りに行ってます)

また、暴落時に買い増しをすれば配当利回りは高まります。

逆に無配銘柄だと暴落した時に、ただ待つことしかできないので、非常につらい心理状態に陥る可能性が高いので、日比谷タクミは採用していません。

まとめ

①局面ごとにしっかり考えて判断をするために、事象→原因探求→メカニズムの理解というプロセスを回して学びの質を高めて、良質な経験を得ていくこと

②不確実性の中で判断を行うために、分散やフレキシビリティの確保によって、バッファやプランBを作っておくこと

③プレッシャーによる判断の乱れに対処するために、投資戦略の軸(≒ルール)を決めておくこと

といった点について触れてきました。

これらは自分のプレッシャー耐性に自信がない日比谷タクミが、日頃からも意識していることでもあります。皆様の資産運用にも参考になれば幸いです。

 

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