日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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11月に決行した"少額ロケットランチャー作戦"について解説したい

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こんにちは、日比タクです。

今回は最近日比タクが試している

"少額ロケットランチャー作戦"

について少し説明をしてみたいと思います。

高値圏でインカム投資家は何をすれば・・・

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米国株式市場は好調を維持

米国のNYダウやS&P500は高値圏での推移が続いており、S&P500は史上最高値圏をつけています。

※VOO バンガード・S&P 500 ETF  

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株価については一度調整が来るかなと思っていましたが、11月に一気に上値を突き抜けて行きました。

一方で債券も高値、REITも高値という状況になっており、含み益は増えています。

しかし、アセット分散を行っている日比タクのPFにおいても、なかなかベストな投資対象がなかなか見当たらない状況が続いています。

※BND バンガード・米国トータル債券市場ETF

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※IYR iシェアーズ 米国不動産 ETF

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PFの潜在課題を解決しにいこう!

その中で、

・配当重視
・アセット分散
・直近は高配当株式を買い集めたい

という投資方針の日比タクは、ここ2カ月ぐらいどうすべきかずっとぐるぐる考えていました。

「高値圏にある株式銘柄を追いかけても、今後の急落リスクもある。しかし、大統領選が控える中で、NYダウやS&P500がこのまま上値をつけていく可能性もある」

「配当利回りの低いタイミングで、高配当株を買いたくない」

「エネルギー等、まだまだ割安なセクターがあるが、1つのセクターの比率が高くなりすぎるのは避けたい」

「債券もREITもこのタイミングは積極的に買い向かうタイミングではない」

こんなことを考えていると、全く追加投資が出来なくなってしまいそうです( ;∀;)。

2019年は高配当株の分散を増やすことをテーマにしています。個別株においては配当利回りをベースにリスク度合いを勘案して銘柄選定をしておりました。

例えば、

「MO アルトリア・グループやRDS.B ロイヤル・ダッチ・シェルのような将来の業績懸念があって、株価成長が期待しずらい企業なら、5~6%くらいの高い配当利回りが欲しい。

一方でJNJ ジョンソン&ジョンソンぐらい業績信頼性の高い銘柄なら、多少配当利回りを犠牲にしてもいいので低い位置で買ってキャピタルゲインも狙いたい」

みたいな感じです。

逆に言うと、こういう条件に当てはまらない銘柄は今まで積極的に投資していませんでした。

例えば、配当利回りが微妙なのに株価水準が高い銘柄は、たとえ成長余力があったとしても手を出していなかったということです。

少額ロケットランチャー作戦で7銘柄に投資

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そこで、ひらめいたのです。

そうだ、これはチャンスなのかもしれないと。

こんなタイミングだからこそ敢えて柔軟に考えて、

「今まで出来ていなかった、PFの潜在課題を解決できるテーマにどんどん取り組んでみてはどうか?」

と。

これまでに感じていたPFの課題は、

・いわゆる配当王の大型ディフェンシブ銘柄が少ない(JNJのみ保有)
・主要セクターでの銘柄分散が弱い(通信、公益、消費財、ヘルスケアなど)
・個別株の保有数が少ない(16銘柄のみ)

といったものでした。

こういった現状の課題に少しでもアプローチできるように、

・少額でどんどん欲しかった新規銘柄にエントリー
・もし下落したら積極的に買い増す
・上昇したら放置 or 場合によっては利確

というのが今回の少額ロケットランチャー作戦の趣旨です。

そして、結果的にエントリーした時点では割高な水準にある銘柄があったとしても、少額エントリーであればリスクを小さくすることが出来ます。

ということで、

ここ1か月で以下の7銘柄にロケットランチャーのように資金を打ち込みました。

しかし、1銘柄への投資は2,000ドル以下の少ロットです。

※通常は最低5000ドル程度でエントリーをしています。

※パッと見て頂いて分かる通り、基本的に財務信頼性がある企業群しか選定していないので、財務詳細などについての説明は割愛します。

①MCD マクドナルド

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ついにMCDを買いました。ディフェンシブ銘柄の追加が目的です。

なかなかエントリータイミングが無いほど株価が上昇していました。しかし、直近の業績懸念、そしてCEOの下半身問題で株価は15%以上下落しました。

いくつかリスク要因はあるも、引き続き業績は好調です。40年以上連続増配を続けるMCDの魅力は大きいですね。

※もみあげ師匠も記事を作成されています。

【MCD】マクドナルド銘柄分析 フランチャイズ経営が最大のリスク? - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

②VZ ベライゾン

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通信セクターはVODボーダフォンを売却してしまってから、AT&Tしか現時点で保有していない状態でしたので補充が急務でした。

そこで一番手となるのは、もちろんベライゾンです。

通信系の高配当として有名なベライゾンですが、事業は集中と選択にフォーカスしており、株主還元にも積極的です。

値動きが小さく安心して持てる銘柄で、値上がり益は期待せずにインカムのみの期待となります。配当利回りは4.1%程度。

連続増配は続く信頼性の高い銘柄なので少額エントリーをしておいて、下がったら買い下がろうと考えました。

③BCE ビーシーイー

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こちらはカナダ、ケベック州に本社を持つ通信大手。1セクターで最低3銘柄は欲しいと考えていたのでBCEをチョイスしました。こちらもリーマンショック後からは12年で連続増配しており、配当利回り5%という高配当銘柄です。

通信セクターについては、AT&T、ベライゾン、BCEの3銘柄をメインで積み立てていこうと思います。

BCEについては国際分散で高配当株に投資しておられるOkeydonさんの記事も参考にさせて頂きました。

④CVX シェブロン

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シェブロンは33年連続増配の配当貴族銘柄。スーパーメジャーの一角です。

RDS.B、XOM、BPなど配当利回りの高いオイルメジャーを保有していたものの、利回りに劣るシェブロンがまだ保有出来ていませんでした。

株価116ドル、配当利回り4.1%の位置まで株価が落ちてきたタイミングでエントリーをしました。

⑤DUK デューク・エナジー

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DUK デュークエナジーは米国最大の電力・ガス会社。配当利回りは4.2%強で12年連続増配しています。

公益セクターはD ドミニオン・エナジーとPPLを保有しながら、SPYDを持つことによって補完するのみだったので、こちらも1セクター3銘柄の目標に沿って、追加しました。

事業ポートフォリオを積極的に組み替えながら、株主還元にも積極的な企業なので、今後も安定的な増配が期待できそうです。

※ちなみに7銘柄の中で、DUKは一番大きい金額を投資しています。

⑥SBUX スターバックス

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私の中で、株価が伸びすぎていたSBUXはMCDと共に敬遠していた銘柄の1つでした。

しかし配当利回りが低いものの、今後高い配当成長率が期待できる銘柄群を物色してみたいとも思っていました。しかしそういった銘柄は株価が高い・・・。

その中でも購入可能な水準に落ちてきた魅力的な銘柄がSBUXでした。

SBUXは一時100ドルくらいまで上昇しましたが、株価80ドル強、PERは28倍程度まで落ちてきました。配当利回りは2%を切りますが、ここ5年でDPSは2.5倍に成長。配当性向も50%程度で配当余力もあります。

スターバックスは既存店売上高・店舗数ともにグングン伸びており、グロース株という理解も出来ます。しかし、日比タクは配当成長株と捉えてエントリーしました。

ただ、今後業績の減速により急落するリスクも多分にあります。そのタイミングでは積極的に買い入れていこうと思います。

⑦GILD ギリアド・サイエンシズ

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医療・ヘルスケアセクターでの現状の保有銘柄は、JNJ ジョンソン&ジョンソン、ABBV アッヴィ、CAH カーディナルヘルスという構成になっています。

※ちなみにJNJは総売上の半分が医療系で、それ以外は医療機器だったりコンシューマ系になります。

しかし、直近でABBVが急に値上がりしたため少し利確しました。GILD ギリアド・サイエンシズはその分を補填するイメージで保有しました。

世界第2位のバイオ医薬品製造企業でHIVやC型肝炎などで超有名な企業ですが、薬価の下落により苦戦しています。しかし業績は下げ止まり傾向で、反転が見えてきました。

配当利回りは3.9%ですが、2015年に配当を開始してから50%弱配当を引き上げています。こちらもSBUX同様に配当成長を期待する銘柄として、どうなっていくのか期待しています。

まとめ

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以上、ここ1カ月くらいかけて行っていた少額ロケットランチャー作戦の中身を解説させていただきました。

ロケットランチャーのように少額を信頼性のある新規銘柄に幅広く投資することで、今後の戦略の幅を広げることができ、より質の高い分散ポートフォリオを作ることが出来るのではないか。

こんな取り組みにより、米国個別株の保有銘柄数は23に増えました。今後も目標レンジは分散による標準偏差低下を考慮し、20~30銘柄になります。

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とはいえ、少額のエントリーだけではPFの潜在課題は解決出来ていないので、今後タイミングを見て買い増しをしながらバランスを整えていく必要があります。

さて、吉と出るか凶と出ますか。

特にMCDとSBUXは配当利回りが完全に今までのターゲットレンジよりも低く、株価もまだ割高に見えています。少額投資であっても日比タクにとってある意味新しいチャレンジです。今後、どうなるか期待しています。

 

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