日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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30代サラリーマンが準富裕層に到達するのは可能なのか?

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こんにちは、日比谷タクミです。

現在、日本は収入と資産格差が非常に大きくなってきており、貧富差が大きく広がってきているといわれています。それと関連して「富裕層」という言葉が結構使われるようになってきています。

資産を作る力と、維持する力は似て非なるものです。

2017年は仮想通貨ブームで一気に億万長者になった方々が増えたことで、「億り人」というキーワードがハイライトされましたが、あの方々は今でも資産を保有できているのでしょうか?

今回は、30代のサラリーマンが「一発当てた」というようなラッキーパンチに期待せずに、自力で準富裕層に到達するのは可能かどうかについて書いてみたいと思います。

この記事の対象

・準富裕層を目指しているが、かなり道のりは長くて挫折しそう
・資産形成のスピードを上げるための方法を知りたい
・収入を高めるための考え方を知りたい

 

準富裕層以上は全世帯の8.5%程度

野村総合研究所の富裕層調査によると純金融資産をベースとした資産保有額においては以下のような人数分布となっているようです。

※この純金融資産というのは、資産保有額のうち負債を引いたものなので、住宅ローンを抱えている人などはそれを引いて計算するする必要があります。

 

野村総合研究所富裕層ピラミッド2017

※野村総合研究所 富裕層アンケート調査

 超富裕層    :0.2%
 富裕層     :2.2%
 準富裕層    :6.0%
 アッパーマス層 :13.4%
 マス層     :78.2%

準富裕層以上で全体の8.4%、準富裕層のみに絞ると6.0%程度となります。

 

これを見て皆さんはどう思いますか?

 

日比谷タクミは、パッと見たとき、

「準富裕層以上がかなり多い」

という感覚を持ちました。

 

この準富裕層は本当の意味での「準富裕層以上」なのか?

肌感覚と合わない準富裕層の人数

正直、純金融資産が5000万以上の準富裕層以上といわれる層が8.4%もいることに驚きを隠せません。なぜなら、これは肌感覚と合わないからです。

日比谷タクミは30代半ばで準富裕層に到達しましたが、30代半ばで純金融資産5000万円を達成するのは簡単なことではありません。

 

その実態を映すように、いまの30代、40代は全然貯蓄がないことがわかります。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が発表した「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2019」によると、30代・40代の貯蓄額 「貯蓄ゼロ」は23%とのこと。

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全国の30歳~49歳の男女1,000名に聞いた調査ということですが、30代、40代で貯金ゼロというはかなりヤバいですね。。。

そして、この表から分かるのはもう1つあり、

30歳以上で貯金1千万円以下が全体の9割

ということです。

給料と賞与から毎年120万くらいを貯金していけば、30歳で1,000万円という数字は目指せそうな数字と思うのですが、そこに到達しているのは9.8%のみということです。平均給与収入が段階的に下がっているのは事実ではありますが、対象年齢層のお金のリテラシーの在り方にもちょっと疑問が残ります。

 

実際の準富裕層はほぼ高齢者世帯

純金融資産1億以上の富裕層はまた話が別かもしれませんが、いずれにしてもこの準富裕層6.0%の実態は、基本的に退職金を受け取り、厚生年金を受給している高齢世帯がこの準富裕層以上の世帯の数字を大きく押し上げているだけです。


日本においては、「60歳以上の世帯で全体の7割の個人金融資産を保有している」と言われています。いわゆる現役世代である30代、40代などは住宅ローンなどの負債分を抱えていることを踏まえると、日本の純貯蓄の9割は60歳以上が抱えていることになります。

ここでいう大部分の準富裕層以上は60歳以上と考えてよいでしょう。

本来、収入格差や資産格差を考えるには年代別などでの統計が必要なのですが、現状手元にあるデータだけで収入や資産格差について語るのは難しそうです。

 

30代サラリーマンが準富裕層を達成するのは可能なのか? 

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結論

可能です。

仮想通貨で億り人とか宝くじ当たったとか、相続で沢山もらった、とかがなくても可能です。実際に日比谷タクミは30代半ば過ぎですが、準富裕層と言われるところに入っています。

①安定したキャリアアップ

日比谷タクミは20代の時にそれなりにしっかり仕事を頑張っていたと思っており、30歳の時に年収が8桁を超えました。

日比谷タクミには家族がいますが、妻の収入は少ないので現在の収入はほぼ自身の収入からのものです。

ですので、

「ガチンコDINKSで2人で年収2千万!準富裕層達成!」

といった訳でもなく、給与インカムはほぼ車輪1個です。それでも準富裕層には30代半ばで手が届きます。

②投資からの継続的なインカム

日比谷タクミは高配当アセットを保有するインカム投資がメインですが、インデックス投資も行っており、両方を組み入れた投資戦略をとっています。

毎月の継続インカムはあるものの、バリュー投資やグロース投資などは積極的に行っていないため、今までにそこまで大きい金額のキャピタルゲインや含み益は獲得をしたことはありません。(というよりも、買った銘柄はバイアンドホールドを基本としており、ほぼ売却をしていません)。

しばらくアジアに駐在していたのでその期間に多少なり可処分所得は膨らみましたが、一方で国内非居住者だったために、その期間はほぼ投資運用ができませんでした。

そのため、

自身の純金融資産のうち投資から積み上げている割合は20~30%ほど

にとどまります。

③固定費抑制

現在、準富裕層に入る状態まで積みあがってきた資産は、

・キャリアアップによる給与収入の段階的上昇
・普段の固定費抑制

の主にこの2つから積みあがってきたものです。

やはり固定費が低い生活のインパクトは大きいです。

しかし、

「買いたいものが買えていない」
「食べたいものが食べられていない」

という訳でもなく、以前からのお金に対する意識からそもそも贅沢をしたい体質になっていなく、見栄や惰性による消費や浪費を排除してきた影響が大きいと思います。

純金融資産1億円の"富裕層"入りに向けた取り組み

今は税後配当金300万円、そしてファイナンシャルフリーの1つの目安水準である、純金融資産9桁の早期達成に向けて、

・本業でのキャリアアップ・収入アップ
・投資によるインカムゲインの積み上げ
・ストック型の副業ビジネスの立ち上げ
など、収益源の拡大にも着手しております。

(副業ビジネスについてはステルスでやっていますので、またタイミングがあればお知らせいたします。)

 

自身の資産も殆どはペーパーアセットで保有しているので、純金融資産といっても、正直いつ評価額が暴落するかわからないものです。 またサラリーマンとしてのキャリア・収入も、今後の成長余地が本当にあるのかどうか、私にも正直わかりません。

出世も水物で、日比谷タクミはこれまで何度も梯子が掛かったと思ったら外されて、ということもありました。ファイナンシャルプランに、今後給与収入が増える、という前提も置いてません。

  

金持ち父さんのキャッシュフロークワドラントでいう、
E(Employee)
I(Investment)

の領域は段階的に整いつつあるので、 

S(Self employee)
B(Business)

の領域も掘りに行っている感じですね。

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まとめ

いずれにしても、先にご紹介した

①本業でのキャリアアップを追求すること
②投資からの継続的なインカムを得ること
③固定費を抑制すること

の3つが重要です。

これがないと基盤が緩みますので、参考になったと感じたら、ぜひ一度しっかりとご自身の足元が固まっているかも点検していただけるといいのではないでしょうか。

 

以上、日比谷タクミでした。今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

 

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