やっぱり仕事が面白くないと人生が面白くないという話
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こんにちは、日比谷タクミです。
皆さんは仕事を面白いと感じることが出来てますか?
いきなりタイトルが、
「資産形成を通してアーリーリタイアを目指したい!」
といった方とは完全に逆を行ってますが、今回は日比谷タクミが仕事に対してどう考えているか、述べていきたいと思います。
日比谷タクミは既に30代も後半なので社会人として15年程度の経験をしていきている訳ですが、そして仕事をしてきて酸いも甘いも嚙み分けてきた訳ですが、仕事の意義については結構自分なりに考えてきました。
記憶に残る経験は殆どが仕事で苦労した経験
人生を振り返ってみると記憶に残る経験というものの数は多くありません。結婚などのイベントを除くと、結構人間は色々なことを忘れてしまっているものです。
かの有名な忘却曲線を見ると、1か月を経過すると人間は21.1%のことしか覚えていない、ということです。期間が長期間すればましてやです。
その忘却曲線を乗り越えて、印象に残っている経験、思い出は、自分にとってとても大きなものだと言えます。
しかし、その思い出に登場してくるのは、その殆どが
「仕事で大変だった経験」
です。
・あと数万円で全プロダクト販売の目標達成ができずに未達に終わり、喪失感を感じた若き日の経験
・翌日のエグゼクティブ会議に出す資料にダメ出しされ続け、前日深夜3時まで上司に詰められ続けた、企画担当1年目の経験
・どうやったら市場の中で勝ち残れるか、本気で苦悩しながら頭を抱え続けた海外事業における経験
もちろん仕事で楽しかった経験も沢山あるのですが、どうしても苦労した経験の方が印象に残っています。
※所属している会社は歴史ある系の大きめな企業ですが、決してブラック企業ではありません(笑)
恐らくこれは、
「苦労をした経験を通じて、自分が成長をしたと考えているから」
なのではないかと思います。
楽しかった経験や成功体験から成長感を感じることが出来る方もいれば、苦しかった経験や失敗体験から成長感を感じることができる経験もあります。
日比谷タクミの場合は後者かも知れません。
人間と成長
人間は成長とともにある
人間は成長をする生き物です。
もちろん、これは人により差があるため、必ずしも全員が成長する訳ではありません。
しかし少なくとも子供から大人になるに従い、身体的に成長します。
また、年齢を重ねていくと肉体的には老化していきますが、経験の蓄積による成熟によって精神面は成長をしていきます。
仕事を通じて社会の様々な仕組みや、自分以外の様々な人間、そして社会の力学などに触れながら、人間は経験を積み重ねて成長していく訳です。
そうして成長した個人が、より多くの人たちに仕事を通して影響を与え、貢献することで社会というのは発展し、次世代にバトンが渡されていきます。
お金が増えても、それは人間的成長ではない
本サイトは資産形成を応援するサイトですが、もちろん資産形成というのは自己の資産を成長させるためにやっている訳です。
それは"成長"という観点では一緒なのですが、
・お金が増えることと、人間的な成長とは別である
・資産を持っていることに対する評価と、人間的な評価は別である
ということはしっかり理解しておくべきだと思います。
このサイトでも継続的に、
「資産形成は手段である」
という話をしています。
仕事においては給与・賞与といった形で収入を得ることが出来ます。もちろん最低限の生活費を稼ぐ必要はありますが、この収入を上げることのみが目標になってはいけないと思います。
また、資産が増えることは間違いなく良いことですが、資産を増やすことが目的となることにはクエスチョン・マークです。
どんな目的のために収入を高め、どんな目的のために資産形成を行うのかが大切です。
承認と自己実現
人間は承認欲求を満たさないと次に行けない
一方で、一定の承認欲求を満たさないと、自分自身が何を目的にして資産形成を行うのかも考えることが出来ない、という難しさもあります。
例えば、仕事において収入が高い人というのは、一般的には昇進して人の上に立つ立場になったり、特定の専門性を身に付けて世の中に貢献できていたりする人です。
また保有資産が大きな方は、その収入が人よりも大きかったり、得た収入を再投資することで投資収益を上げることが出来たケースが多いと思います。
自身の努力の結果として収入が上がり、資産が増えたとしたら、それは仕事を通して人と社会の役に立った結果と言えます。なぜなら、世の中は価値を生み出すことで収益が上がる構図になっているからです。
銀行が収入が高く、自己資金を持っている人に対して信頼を感じるように、収入や保有資産があることは、一定の社会的信用に繋がります。
マズローの欲求5段階説をベースにすると、収入の増加、そして資産の増加によって社会的信用を得ることで、人間は一定の承認欲求を満たすことが出来ていると考えられます。
本来は、収入や資産を活用して、どのように自己実現をしていくかを考えていくべきですが、そのためにはまず個々人の承認欲求を先に満たす必要があるというのが、一つの現実であると思います。
5段階説に沿った実体験
日比谷タクミも20代前半の頃は、将来に対する不安が大きかったと思います。
・本当に食べていけるのか?
・本当に老後は大丈夫なのか?
・家族を十分に養っていけるのか?
といった不安がある中で、仕事を頑張り、コツコツ貯金したり投資もしていました。
当時は、まずは不安な状態を抜け出すことが優先でした。
20代後半にそこを抜けて収入が上がってくると、早く昇進して周囲の人達より稼ぎたい、収入を上げたいと考える時期がありました。同世代の人達より出世が早い、遅いがどうしても気になってしまうのです。
そして収入が安定してくると、次は資産が気になってきます。これが、30代の前半でした。資産が増えていけば、キャッシュフローを生むことが出来ます。早くこの資産を増やしたいと考えるようになりました。
そして、30代後半になり、配当などからのキャッシュフローが安定してきて、経済的自由の達成も見えてくると、もう自分が仕事を通して実現したい世界や、仕事を通して成し遂げたいことに関心がシフトしています。
収入も資産も無い状態からいきなり自己実現の世界に行く人もいますが、それはかなり特殊なケースだと思います。
普通は、このように一歩一歩のステップを経て自己実現の領域に行けるのかと感じています。
仕事にやりがいがあると、人生は面白い
最終的に人間が行き着くのが自己実現の欲求だとするど、結局のところ資産運用があろうがなかろうが、"仕事"が重要になると思います。
人間は仕事を通して成長します。承認欲求を満たしていき、その先に仕事を通してどんな自己実現を満たしていくかを考えるようになっていく訳です。
もちろん家族との関係など、仕事以外にも大切なことは沢山ありますが、人間がワクワクしながら生きていけるかどうかは、「ハッキリ言って仕事次第」とも言えます。
仕事を通して楽しい経験や苦しい経験を繰り返し得ていくことで、
記憶に残る経験を積み重ねていくこと
それにより人間的、能力的、経験的な成長をしていくことが、人生を豊かにしていくためには欠かせないことではないでしょうか。
まとめ
セミリタイアやアーリーリタイアを目指している方とは,、全く違う方向の主張になっていますが、決してそれを否定している訳ではありません。
ただ、日比谷タクミにとって、仕事というのは人間的な成長、そして自己実現を目指すためのものであると感じており、資産形成は仕事を通しての自己実現をサポートしていくものだと考えてます。
個人的な話ですが、今回このトピックスに触れたのは、おそらく自分自身がいまの仕事を通して仕事の面白さや、やりがいなどを十分に感じることが出来ていないからだと思います。
そういう時は、自分で何かを変えていく必要もあるのかな、と考えています。
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