日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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8月前半の追加投資・売却・リバランスと、ポートフォリオについて

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こんにちは、日比谷タクミです。

お盆が終わり、8月は後半への差し掛かりました。

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8月前半は米中貿易摩擦の悪化の影響から、米国市場、日本市場、欧州市場も含めて大きな調整が入りました。

日比谷タクミのPFもこのタイミングで少し動かしておりまして、コアアセットに資本を集め、非コアアセットを薄くしました。

そのため、PFはさらに配当重視なものにシフトしています。

※コアアセット、非コアアセットの考え方はこちら

今回は8月前半の動きを総括してご報告します。

 

8月前半の市場の動き

8月に米国株式市場は、8月に入ってから2営業日で800ドル近く下落しました。S&P500指数も、7月末につけた3000ポイント強から200ポイント近く下落しています。

※過去6か月S&P500推移

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米中貿易戦争による景気悪化懸念、世界各国で利下げが続いたことが背景にありますが、米国の今後も利下げ観測の高まりから、ドル円も108円台後半から、一時104円にタッチをするところまで急落しています。

※過去6か月ドル円推移

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一方で、債券利回りは下落し、債券価格は継続的に上昇を続けています。市場がリセッション入りを警戒している合図でもあり、マーケットはコンサバティブ色を強めています。

※過去6か月債券ETFリターン
緑:BND, 青:VCIT(中期社債),  黄:VCLT(長期社債)

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8月前半の投資活動

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そんな市場環境の中で、8月前半に実行したのは以下です。

<買付>

RDS.B ロイヤル・ダッチ・シェルB ADR 73株 
SPYD スパイダー高配当株式ETF 125株
BTI  ブリティッシュアメリカンタバコ ADR 115株

<売却>

BND バンガード米国債券市場ETF 70株

 

前回こちらの記事でJ-REIT銘柄の利益確定について報告しました。

あわせて、今までは非コア・アセットの位置づけでインデックスの定期買付もしていたのですが、7月末に投資信託(eMaxis slim先進国株式、eMaxis slim新興国株式)の大部分を解約しました。

PF全体でいうと1~2%程度の金額でしかなかった無配当の円建て投資信託ですし、キャピタルゲインは両方あわせて10万円も出ませんでしたが、先進国、新興国ともに軟調な展開が予想されること、特に新興国株式が弱い展開になる可能性もあると予想して、配当が出ないアセットを一旦利確しました。

その取り崩し分の資金を使ってドル転して、米国株RDS.B, SPYD, BTIなどに振り向けた形になります。

米国個別株のポートフォリオ

以前に比べると、かなり米国個別株は分散が進んできていますが、セクター分散と、ポートフォリオのバランスを取るため、直近でもう数銘柄追加をしたいと思っています。

現在のセクター分散は以下の通りです。

ヘルスケア:ABBV, JNJ
生活必需品:PM, MO, BTI
エネルギー:RDS.B, XOM,  ENB
通信   :AT&T, VOD
IT               :IBM
金融   :HSBC

※現在の米国個別株ポートフォリオ

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連続増配、累進配当、安定配当の銘柄の中からはチョイスしていますが、特に高利回りなものだけを選んで投資しています。

配当キャッシュフロー重視のため、配当投資家に人気のあるKO, MCD, PG, MMMといった、「連続増配はしているけど、利回りに劣る銘柄」には手を伸ばしていません。

そのため、セクターに少し偏りが生じているのがネックと言えばネックです。

今後も既存銘柄の買い増しとともに、公益セクター、通信セクター、金融セクターなどでの新規銘柄の追加を検討しています。

海外ETFのポートフォリオ

BNDを少し売却して、SPYDを買い増ししました。

前述の通り債券市場の高騰で、BND, VCIT, VCLTあわせて結構含み益が出ており、債券アセット全体の含み益分を売却リバランスして、下落していたSPYDの買い増し資金に回しました。

債券持ち分を若干減らしたことで、少しだけポートフォリオのリスクは上がりましたが、利回りは改善しました。

※海外ETFのポートフォリオ

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新興国債券も値上がりしているので、少しリバランスしたい所ですが、分配金利回りが高いのと、新興国アセットの比率を考慮すると、どうしたものかと思っています。

また、非コア・アセットの一部であるVOO, VT, VWOといったインデックスETFですが、今後、VOOを除いてタイミングを見て売却していくことも考えています。

逆イールド発生、欧州を中心とする世界経済の低成長化などの煽りを受けて、いくら米国は景気が底堅いとは言っても、インデックスの上昇余地はしばらく限られると見ています。

向こう数年はインデックスが弱含む、もしくは下落局面に入る可能性があってあまり株式市場を強気に見ていないのもありますが、分配金利回りも低いので、高配当株、債券やREITにリターンで劣るケースも想定されます。

非コア・アセットとしてリターンを補填するツールにならない可能性があるのであれば、一度売却してしまっても問題ないのではないか、と思っています。

8月後半~9月に向けた投資方針

キャッシュポジションとして持っていた資金の一部取り崩しと、インデックスを売却していって、さらに米国高配当株やETFを少し買い向かおうかと思っています。

買い増し候補銘柄

買い増し対象として見ているのは、

IBM  インターナショナル・ビジネス・マシーン
XOM エクソン・モービル
ABBV  アッヴィ
MO    アルトリア・グループ

あたりです。全て長期で連続増配を続けている配当貴族銘柄。今は直近の暴落で安くなっているので、安い状態が続くなら買い増しを行っていきたいと思っています。

 

新規購入候補銘柄

D ドミニオン・エナジー
PPL  PPLコーポレーション
WBK ウエストパック銀行
ARCC エイリス・キャピタル

米国株でいうと、この4つが直近の新規銘柄の候補です。前述した公益セクターからDとPPLの2銘柄、利回りが高く安定した配当が期待できるWBKとARCCが候補になります。

安くなった日本株も・・・

また、日本株の優良銘柄の利回りが魅力的になっているので、こちらも少し購入を検討しています。

※主要日本株銘柄の配当利回り ※2019 8/19時点

JT 日本たばこ産業 :6.70%
キャノン      :5.81%
オリックス     :5.03%
三菱商事      :4.86%
三井物産      :4.86%
三菱ケミカル         :5.48%
三菱瓦斯化学    :5.65%
コマツ       :4.88%
ソフトバンク    :5.66%
KDDI       :4.02%

まとめ

ここ半年ほどのディフェンシブ対応でポートフォリオの期待利回りが上昇してきました。

その成果もあって、年間の期待配当・分配金の金額が、

税前250万円
税後210万円 

程度にまで増えてきています。

配当キャッシュフロー重視の運用なのでむしろ好ましい方向なのですが、少し非コア・アセットの比率が減ったので、どこかのタイミングでバランスを取りにいければとは思っています。

 

 

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