キャッシュレス決済「財布を1か月以上開けない生活」が合理的な5つの理由
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こんにちは、日比谷タクミです。
皆さんは、月に何回くらい財布を開きますか?今回は、
キャッシュレス生活はおススメ
という話です。
財布を開かなくてもいい生活
理由は後で述べますが、日比谷タクミは基本的に支払いはキャッシュレスです。
決済はできる限りクレジットカードで行ってます。
その他、プリペイド型決済カードであるnanaco, pontaと合わせて、基本的に生活においては、この3枚のカードしか使っていません。
財布を開くのは、ごくたまに現金のみの決済を求めてくる飲食店に入った時のみです。
クレジットカード決済を導入していない店舗の気持ち、事情もわからなくはないのですが、正直にいうとそのスタンスはoutdatedになっています。時代の流れと消費者のニーズに沿っていないので、早く世の中の全店舗でキャッシュレス決済が普及することを願っています。
乱立するキャッシュレス決済手段
旧来からあるクレジットカードに加えて、最近では様々なキャッシュレス決済手段が生まれて来ています。
・電子マネー SUICA、PASMO、Edyなどのプリペイド型
・QRコード読み取り型のLine Pay、PayPay
・通信各社の請求にまとめられるd払い、auウォレット
・アカウントに紐づけて後払いができるGoogle pay、Apple pay、Amazon pay
・Paypalなどは今でも事業者の決済手段としてよく活用されている
・デビットカードも以前に比べて利便性が改善
そして、いつ来るかわからないですが、いつか必ず訪れるであろう仮想通貨決済の一般化などもテーマですね。
キャッシュレス決済の国別市場
近年になって普及ペースが上がってきた日本のキャッシュレス市場ですが、世界第3位の経済大国である超先進国の日本は、他国と比べてキャッシュレス普及が圧倒的に遅れています。
引用元:キャッシュレス化推進に向けた国内外の現状認識(野村総合研究所)
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/shoryu/credit_carddata/pdf/009_03_00.pdf
他の先進国、そして決済がほぼ全てキャッシュレスで道端の露天商ですらQRコード決済という中国に比べると、明らかなビハインドです。
なぜ日本はキャッシュレス化が遅れているのか?
現金主義
通貨として日本円は高い信頼があります。その日本円を自国通貨として使っている日本人は、日本円に対して高い信頼を感じています。
また、治安が良く現金の取り扱いに対してのリスクが相対的に小さい日本では、現金の流通が非常にスムーズでした。そのため、現金利用の利便性が高い社会になっています。
これがインターネットを経由した電子決済の普及の1つのボトルネックなっている理由のひとつです。偽札が流通していた中国などでは通貨流通への信用がなかったため、事業者側の要望も強く、キャッシュレスが普及した原動力になりました。
社会規範の中での信用創造
みなさんがホテルや旅館を予約する時、ほとんどの方はネットで予約をすると思いますが、その時にクレジットカードで事前決済をしていますか?
恐らくほとんどの方が、現地払いを選択しているのではないでしょうか。
これは消費者からすればキャンセルをしやすさを考えると当たり前の選択なのですが、海外では一般的ではありません。
それはホテル側がキャンセル料を確実に取れない可能性が高い決済手段である現地払いを拒否するからです。消費者は予約時にクレジットカードで決済するのが一般的です。
なぜ日本では「現地払い」というホテルや旅館に圧倒的に不利な取引形態が受け入れられてきたのか?
それはじゃらんnetや楽天トラベルなどのプラットフォーマーの活躍もありますが、日本は高い水準の社会規範があり、信用が創造されていたからです。
日本人の子供は、小学校で道徳、倫理の授業を受けています。
「人に迷惑をかけてはいけない」といった教えは、他の諸外国においては当たり前のことではありません。
ホテルや旅館を予約しておいて、当日に連絡なしで来ないことをNo showと呼びますが、日本においてはこのNo show率は数パーセントといわれており、これは海外では信じられない数字です。
競争力のある決済プラットフォーマーが日本から生まれていない
日本は完全にテクノロジー分野において世界でのイニシアチブを失っています。それは世界の時価総額のトップを独占するGAFAなどのインターネットプラットフォームが日本から生まれていないことからもわかると思います。
またWechat payやAlipayなど、ドメスティックでありながら巨大市場を押さえ、国の成長を牽引している中国のテクノロジー企業のようなプレイヤーも生まれていません。
今後も日本のキャッシュレス化は世界の潮流とともに進んで行くとは思いますが、明確な成長ドライバーが不足しており、引き続きスローペースな浸透となると思います。
キャッシュレスが合理的な5つの理由
冒頭でお伝えした通り、日比谷タクミは財布を開かなくてもいい生活を好んでいます。
それは何故か?
一般的に語られていること以外にも、マネーリテラシーから見た視点で整理していきたいと思います。
キャッシュレスの良いところ
1、時間効率
まず時間です。
財布をカバンから出す時間、財布を開く時間、お札を出す時間、小銭を探して数える時間、全てが節約できます。
たまに財布を出さないと決済が出来ない場面に出くわすと、正直言って面倒に感じるようになってきました。
2、ポータビリティ
特に男性は財布をポケットに入れるケースが多いと思います。その時の扱い、衣服の膨らみなどは結構悩みのタネです。
特にカバンを持たずに行動するシーンがしばしばありますが、貴重品はポケットに入れるしか選択肢がなく、難儀をすることがしばしば有ります。
日比谷タクミの普段の生活では、携帯・カード入れ・小銭入れのみポケットに入れ、財布はカバンにしまってそのまま一ヶ月くらい出さないことも有ります。
3、安全
実は日比谷タクミが感じている一番のメリットはこの安全性です。
東南アジアでの生活が長かった日比谷タクミは、
「他人の財布」というものが、いかに人間の邪悪な欲望を掻き立てるものか
ということを痛感しています。
新興国では、一般的に貧困率が高いことが犯罪の温床になっており、金銭詐取を目的とした外国人を狙った詐欺、ホールドアップ、暴行などがまたまだ横行しています。
東南アジアにおいては、財布を公衆の門前で出すこと自体がリスクとなります。
日比谷タクミはかなり気を配ってはいたのですが、それでも脅迫を受けたこともありますし、スリにもやられました。
カバンのチャックが閉まっていない=危険な行為という文化なので、財布を安心して持てるであろうはずがありません。
また日本では財布をうっかり紛失しても、遺失物の取得を通じて警察経由で手元に戻ってくるケースが多々あります。しかし、そんな国は世界を見渡しても日本だけです。
人間はついうっかりモノを無くしてもらう生き物です。
財布を無くさない唯一の施策は、財布をできる限り触らないことです。
4、低コスト
現金を扱うということは、預金を扱う銀行の収益に貢献することになります。
なぜなら、銀行預金を利用するということは、基本的にはATMの引き出し手数料などがかかります。
お金を預けているということは、
本来は金利をもらう立場であるはず
です。しかし、0.01%というとても金利とは呼べないような金利でお金を預けているのに対して、
1回数百円の引き出し手数料を銀行に取られる
というナンセンスな事態を許容しているのが日本です。
キャッシュレスであれば取扱手数料が無料のものが多いですし、むしろ後述のクレジットカードなら年会費無料でも、金銭の費消に対してポイントをもらえます。
5、ポイント付与
クレジットカード会社が事業者から収益の一部が原資となり、ポイントとして利用者に戻る仕組みになっています。
これが現金主義の日本においても、クレジットカード決済の普及を後押しする理由になりました。
その他、ポイントが付くプリペイド型キャッシュレス支払いのnanacoやpontaでも、ポイントが付与されるため、これも同様にお得な制度だと思います。
ポイントを得るというのは、
「お金を費消しているにも拘わらず、その費消コストに対して、非課税でポイント分の運用利回りを得ているのと同じ」
です。
投資家視点で考えると、1%のポイントというのは、複利効果はないものの1%を非課税で運用したのと同じような効果を生みます。
クレジットカードはとにかくポイント還元率が高いものを追求した方が良い。仮にポイント還元率2%だとしたら、年間200万円を決済すると年間4万円が還元される。これは自分で使ったお金なのにもかかわらず、非課税で2%の運用利回りを享受していることに匹敵する。もちろんポイントは必ず使いきること。
— 日比谷タクミ [投資家×サラリーマン×起業家] (@Hibiyatakumi) 2019年3月16日
投資利回りを考える際に1%の差はとても大きな差です。
日比谷タクミは1%の信託報酬をとるような投資信託は、期待リターンはどうあれノールックで検討から外しています。
ポイントもたかが1%、されど1%ですので、キャッシュレス決済はできる限り高いポイントが付与されるものを利用すべきです。
www.richsalaryman.work
日比谷タクミは、どんな買い物や決済でも2%のポイントが必ず付与されるリクルートカードプラス(現在は新規発行停止)というクレカを常用しています。
年会費が2000円かかりますが、使った生活費に対して常に2%が非課税で戻ってくるので年会費は10万円使えば回収できてしまいます。
現状、家賃とコンビニ(nanaco, ponta)以外の生活費用はほぼ全てこのクレカで決済しています。
キャッシュレスの注意点
ここまでキャッシュレスのいい部分のみを語ってきました。
基本的にキャッシュレス超肯定派の日比谷タクミですが、もちろんちょっとだけデメリットもあります。
最大のデメリットは、「お金を使っている感覚が薄くなる」ことです。
しかし、近年は家計簿アプリがきちんと利用した金額を可視化してくれるようになっているので、自分の金銭感覚に自信がない人は、ぜひMoney forwardやMoney treeなどの家計簿アプリを使って、自身の金銭出入りを確認しましょう。
まとめ
お伝えしてきた通り、キャッシュレス決済はお金をしっかり管理できる人にとっては、
メリットがデメリットを大きく上回る
と思います。
現金派を否定するつもりはありませんが、少なくとも日本で暮らしているならば、合理性から考えるとキャッシュレス決済にしない手はないと考えています。
お財布ケータイやアプリなどの選択肢もあると思いますので、カードが嫌であればそちらでもいいでしょう。
2019年10月に予定している消費増税により消費税が10%に増税されますが、キャッシュレスでの買い物でポイントが最大5%還元されるという施策を政府が実施するともいわれています。
時代はキャッシュレスですね。
1点だけ注意点をお伝えするならば、
「そもそも決済するカードや端末を無くさないように気を付けて」
以上、日比谷タクミでした。今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
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