仮想通貨バブルと、その後の投資の考え方
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こんにちは、日比谷タクミです。
今日は仮想通貨の話です。
ITバブルのその後
まずこちらのチャートをご覧下さい。
ハイテク銘柄が数多く上場するNASDAQ総合のチャートを、1990年から現在までの期間で引いたものです。
ちょうど2000年前後に大きなバブルチャートが描かれていますが、
これがITバブルと呼ばれるものです。
ドットコム・バブルとも呼ばれていました。
いま世界の時価総額上位を占めるGAFAの黎明期に、IT銘柄が軒並み買われるという現象が起きました。IT銘柄への高い成長期待から買いが買いを呼び、バブルを引き起こしました。
チャートをご覧の通り、その後バブルは弾け、ハイテク銘柄は軒並み低迷を続けましたが、2014年にITバブル期の高値を更新しました。
仮想通貨バブルを振り返る
近年ではビットコインに代表される仮想通貨が2017年にバブルを迎えました。
当時は
猫も杓子も仮想通貨
という時期だったのは記憶に新しいと思います。
※BTC-USD月末日の終値ベース
仮想通貨市場は2017年12月に資金流入と時価総額のピークを迎えます。仮想通貨取引所のTVCMがバンバン流れ、参入時期によって出川組、剛力組とも言われました。
日比谷タクミは、当時は海外に駐在していました。仮想通貨取引所の口座開設にだいぶ手こずった関係で乗り遅れましたが、なんとか2017年11月に起こったアルトコインバブルには乗ることができました。そして、バブル崩壊の前、年末には大部分を売却しました。
▼仮想通貨への参入が遅れた経緯
その後、ピークを過ぎた仮想通貨の価格は、コインチェックのハッキング事件も重なり、大暴落を迎えます。
なぜ日比谷タクミは仮想通貨に参入後、すぐに手放したのか?
日比谷タクミは仮想通貨に参入時点から
「これはバブルである」
と確信していました。
日比谷タクミが初めて投資に触れたのは2000年です。まさにITバブル最中でした。そしてその後、社会人になってからはリーマンショックで経済の崩壊を経験しています。
その経験を通して、バブルという幻想が人間の熱狂で発生し、それは脆くも崩れ去るということは体感していました。
2017年当時は、至る所で仮想通貨のポテンシャルや割安感などが語られ、買い煽りやポジショントークとも取れるようなSNS上への書き込みも多く見られました。その中には冷静かつ客観的な視点から書かれた情報が極めて少ない状況でした。
当時私は日本にいなかったので、日常的な会話レベルの話は分かりませんでしたが、少なくともネット上では、人々の熱狂が溢れている状態でした。
当時の仮想通貨参入の基本方針
この時に考えたのは以下の3点です
「これは明らかにバブルなので乗らない手はない」
「いつバブルが崩壊するかわからないので、超短期で利確しながら売り抜ける」
「最悪無くなってもいいお金だけで、ギャンブルと思ってお金を入れる」
という3つの方針のもとに、当時まだビットコインに比べて相対的に上値余地のあったイーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュなどを中心に買い付けました。
結果的にこの判断は当たり、アルトコインは急上昇しました。
あまり大きな金額は入れていなかったので利益自体は大して取れず、億り人にはなり損ねましたが、短期間でリップルなどは価格が買値の10倍にまで至り、そこで売却しました。
仮想通貨バブルの終わりとその後
2019年現在、仮想通貨バブルは完全に終焉し、いまや仮想通貨の話をする人すら居なくなってしまいました。仮想通貨の価格も低迷が続いています。
・ごく少数の、仮想通貨億り人という成功者になった人
もいた一方で、
・投資経験や戦略が無いままメディアの乗って参入し、混乱の中で損切りした人
・売り時が判断できず含み損を抱え、バイアンドホールドをせざる得なくなった人
・人生を一発逆転しようと借金をして入金し、結果借金が膨らんだだけの人
状況は人それぞれだと思いますが、バブルというのはそういうもので、基本的にはバブルの後には大きな精算が待っています。
みんなが絶望している時が絶好の投資タイミング
仮想通貨のインデックス積立
日比谷タクミは1年半以上の冷却期間を置いた上で、2018年9月に仮想通貨の積立投資を始めました。投資手法はドルコスト平均法で毎月一定額を積み上げていくというものです。毎月3万円程度を4銘柄に分散して積み立てをしています。
購入しているのは、
BTC ビットコイン
ETH イーサリアム
XRP リップル
BCC ビットコインキャッシュ
という、時価総額上位の銘柄群です。
銘柄を買っているというより、
市場のインデックスファンドを自分で組成して積立をしている
というイメージです。
なぜこんな時期に仮想通貨?
と思うかも知れないですが、
・みんなが絶望しているときが投資の好機というセオリーを追う
・NASDAQのチャートが語る歴史の蓋然性が高い
という2つが理由です。
メガトレンドはバブル崩壊程度では変わらない
メガトレンドに乗ったIT業界
1995年発売のWindows95を着火剤として、当時のIT業界は会社名にドットコムと付けば投資が集まってしまうような状態でした。
日本においても状況は同一で、ヤフー、ソフトバンク、光通信といった銘柄の株価が1999年から2000年にかけて大きく上昇しました。
成長実態が無くてもお金が集まり、その成長期待に過大な評価がついていました。
しかし、バブル崩壊後に一気に資金が引き、ほとんどの会社は無くなりました。
ところが、バブルは崩壊したものの、今後の資本主義経済の中心的存在となるというIT業界立ち位置は変わらず、
IT社会化、テクノロジーの発展というメガトレンド
に沿って、市場は成長しました。
その中で、明確な理念、経営方針、そして市場ニーズを捉えてテクノロジーを進化させて行った会社は隆盛を極めます。それに代表されるのがGAFAです。
メガトレンドに乗っている仮想通貨
仮想通貨が持つ非中央集権といったコンセプト、ブロックチェーンに代表される仕組みやテクノロジーは、今後さらなる発展の余地があり、実用化されて商用利用が進む可能性があります。
現状の法定通貨、電子マネーなどが実現できない利便性をもたらす可能性があり、
通貨の電子化、ボーダーレス化というメガトレンド
に乗って、ゆっくりと、かつ着実に市場が成長していく可能性があります。
今後どうなるかわからない。だからこそドルコスト平均法
日比谷タクミは、もう今後、仮想通貨バブルのようなことは起きないと思ってます。
そして、株式と通貨という違いもあるので、仮想通貨が将来的に2017年のバブル時の高値を抜けていくのかも分かりません。
さらにいうならば、現在の価格よりもさらに長期で低迷する可能性もありますし、そもそも今現在、市場の中で時価総額の大きなビットコイン、イーサリアム、リップルなどの仮想通貨ですら、数年後には無くなっている可能性さえあります。
しかし、本当に仮想通貨が資本主義経済の中で世界を変えていくと考えれば、超リスク資産として認識し、小額ならポートフォリオに加えても良いと考えています。
また、ドルコスト平均法ならそのリスクは大きく低減できると思っています。
まとめ
今のところ参入時期がちょっと早かったか、含み損の状態です
(たった2.9万円の含み損ですが・・・)。
とはいえ、ドルコスト平均法の効果がすでに出ており、平均取得単価がかなり下がってきました。
▼日比谷タクミの仮想通貨投資状況 (3/24現在)
色々書きましたが、仮想通貨投資に対する日比谷タクミの本音は、
「メガトレンドに乗るために少額は投資しておきたい」
「配当再投資やインデックス積立だけだと面白くないから、ちょっと遊びを加えたい」
といった所です。
ですので、本当に長期で積み立てし続けるかどうかまでは決めていません。
とはいえ、今後価格がさらに落ちてもしばらくは積立を続けて、平均取得単価を下げていこうと思っています。
今後、仮想通貨の投資結果報告もしていきたいと思います。
以上、日比谷タクミでした。今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
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