日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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コロナショックでダメージを受けたインカムポートフォリオの減配状況を報告するよ

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こんにちは、日比タクです。

投資家にとってポートフォリオというのはとても重要なもの。そうバイアンドホールドを信条とする長期投資家にとって、MYポートフォリオを構成する銘柄群というのは長い期間ライフタイムを共にする、いわば"家族"のような存在です。

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日比タクのインカムポートフォリオも、今回のコロナショックでダメージを受けています。一時期は年収1年分ではとても足りない金額(2年分に迫る・・・?)くらいの金額のドローダウンを演じていましたが、今はやや戻ってきております。

日比タクは家計収支、配当金額、運用資産額などについては本サイトでもTwitterでも公開していますが、あまりポートフォリオ構成銘柄のパフォーマンスについては触れていません。しかしインカムポートフォリオの生命線である配当動向については注意をはらっています

今回はざっくりですが、コロナショックにおいて厳しい状況にあるMYインカムポートフォリオの配当状況についてご紹介させて頂きます。

 

海外ETFの減配動向

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日比タクのポートフォリオは大きくいうと以下のような構成になっています。

①海外ETF(株式、債券、REIT)
②海外個別株式
③国内ETF(債券)
④国内個別株式
⑤J-REIT 
⑥iDeCoなどその他

しかし、③、④、⑤、⑥を合計してもPF全体の10%強にしかなりません。金額が小さいので普段はあまり記事などでは触れていません。

今回は全体の50%弱を占める①、また40%弱を占める②について中心的にお話をしていきたいと思います。

まずは海外ETFです。

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日比タクの保有ETFは合計12銘柄に渡りますが、保有銘柄のうちで毎月分配金が出ているものは債券ETFである

・先進国債券:BND、VCIT、VCLT
・新興国債券:VWOB
・ハイイールド債:JNK, SJNK
・優先株式:PFF

といった銘柄群です。

5月分配金の前年実績と直近の実績を見てみるとやや少額のDPS(1株分配金)減少が見られますが、基本的にほとんど分配金の支払い金額は変わっていません。

先進国債券、新興国債券についてはとても耐性が強く、評価額もコロナ前と後でほとんど変わっていません。

ハイ・イールド債で有名なJNK,・SJNK、また高配当で有名な優先株式ETFであるPFFですが、こちらもコロナ前と比べる評価額は10%程度下落していますが、4月・5月の分配金については今のところ安定して支払われていますね。この辺の銘柄は実はリーマンショック時に株価は下がっていますが、分配金は殆ど下がっていないんですよね。

一方で、四半期配当の株式ETF、REIT ETFについては今後に減配が発生する可能性を残しています。

ここからはあくまで日比タクの予想ですが、HDVについては構成比率上位を占めるXOM, T, VZ, JNJ, PFE, CVX, CSCOなどの銘柄が現在は減配予定はありません。むしろJNJなどは増配をしているため、分配金は前期と比べて低下しないのではないかと思っています。無論、今後の原油市場などの動向次第ですが。

SPYDについては既に配当停止や減配を発表している構成銘柄が一部含まれています

一方で銘柄構成比の入れ替えなども行っているので一時的な減配はあるでしょう。しかし、配当金額の減少は長期化しないものと捉えています。

個別株の減配動向

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日比タクの海外個別株式のポートフォリオですが、保有銘柄数は合計で27銘柄に渡ります。正直言って配当インカムを目的として投資をするならば、このくらいの銘柄数を保有してリスク分散をしておくのは極めて"普通"です。

配当を目的とする投資家が、個別株式を買う理由はETFよりもより高い配当利回りを目指してポートフォリオのリターン効率を高めるためのものだと思います。

個別株への投資は常に減配や無配リスクを伴うので、逆に広く分散が出来ていない状態で高配当銘柄に投資をしているのであれば、それは投資戦略の原則から外れているものと言えます。

今の時点で銘柄分散をできるほど投資資金がないのであれば、高配当株式ETFを買うのが無難な選択と言えるでしょう。

さて現状の個別株の配当状況ですが、PM フィリップモリスを除く全銘柄が4月以降に配当権利落ち日を発表済という状況ですが、そのうち2銘柄が一時配当停止、1銘柄が減配という状況になっています。ULとBCEはADRなので為替影響を受けますが、現地通貨ベースでの配当が下がっている訳ではありません。

基本的にどの銘柄も配当は前年と比べて上昇傾向にあります。一方で配当停止、減配を発表しているのは以下3社です。

・WBK 配当停止

こちらはまだショートノーティスしか出ていませんので、詳細は不明ですが2020年6月期の配当を停止する旨のアナウンスが出ています。元々配当が業績連動なので一時的な減配はあり得ますが、減配傾向が続いているので今は非常に苦しい時期でしょう。

投資額はさほど大きくないですが、まずは復活への様子見でしょうか。

・HSBC 配当一時停止

HSBCは3月末に英イングランド銀行の傘下組織からの要請を受けて2020年度中の配当と自社株買いを見合わせると発表しました。

「HSBC本社は政府当局の配当政策の介入に怒りを示している」
「一部の株主は配当停止に対する法的措置を呼び掛けるグループ設立」

といったニュースも出ており、先行きの不透明感が高まっています。株主としては残念ですが、英国籍の多くの銀行が同様に配当の一時停止をしておりHSBC固有の問題ではないという現状です。

・RDS.B 減配

これが投資金額も大きかったので一番痛いですが、90年減配していなかったRDS.Bが減配を発表しました。戦後初の減配ということで信じていた投資家としてはショックでしたが、まぁ経営姿勢は株主を向いてきた会社です。シェルのようなオイルメジャーが潰れたら世界がひっくり返ってしまいますし、ここは信じて復活を待とうと思います。

まとめ

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今後、コロナ影響のさらなる表面化によってさらに多くの銘柄で配当停止や一部減配という状況になることも十分に考えられます。そういう意味ではインカム投資家にはやや厳しい局面が続きそうです。保有額は多くないですがJ-REIT(ホテルリート)も減配があるので年間配当には相応のダメージは出るでしょう。

しかし、基本的に日比タクは累進配当や連続増配を続けてきたインカム優良銘柄へ分散して投資をしています。加えて、分散投資の原則に沿って個別株式だけに投資している訳でなく株式ETFも保有しています。また株式との値動き相関が低い債券やREITへも投資しています。

こういう投資は経済危機・リセッションの局面を想定して元々準備していたからです。

コロナからの世界経済復活を信じて、引き続き淡々とインカム資産を積み上げていきたいと思います。

 

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