日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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【投資戦略別】含み損を抱えた場合の対処法について考える

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こんにちは、日比谷タクミです。

本日は投資で含み損を抱えてしまった時にどのような対処をすべきなのか、について考えてみます。

 

株式や債券などに投資をしていると多かれ少なかれ含み損を抱えてしまうことがあると思います。含み損は確定しない限り損失ではありません。しかし、心理的にも含み損は避けたいものです。

含み損の考え方は人によって異なりますが、日比谷タクミは

「投資戦略によって必要となる対処法が規定される」

と考えています。

含み損への基本的対処

短期売買戦略の場合

あまりこのブログをご覧になっている方に短期志向の方はいらっしゃらないかと思いますが、短期トレーディングであれば含み損を抱えるという概念自体がナンセンスかも知れません。短期売買の場合は、

「自分が想定した方向にトレンドが向かわなければ、すぐにポジションを解消する」

というのがセオリーになります。正直、短期でエントリーしたのにポジションを解消せずに上手く結果が出たという話をあまり聞きません。

日比谷タクミも投資を始めたばかりの初心者だったころ、短期売買ぽいっことをしていました。しかし、自分の中で売り買いのルールが作れず、結局あまり上手くやれませんでした。

 

キャピタル狙い投資戦略の場合

キャピタルリターンを求めている投資家にとっても同様です。資金か塩漬けになることで時間を失うことを避けるために、2つの選択肢があります。

1、損切りしてポジションを解消する
2、早期に含み損を解消するためにナンピンして買い下がる

といった手法があります。

ただ、ナンピンはさらに傷口を広げる可能性があります。本来は将来のリターンに対してかなり自信がないと出来ないので、安易なナンピンは危険ですし、推奨がしづらいのは事実です。しかし意思を持ってナンピンをしっかりとでき、実際に株価が戻った時には将来リターンが大きくなりますので、現実的なオプションにはなります。

 

インカム狙い投資戦略の場合

インカム投資家にとっても含み損は大きな頭痛のタネです。しかし、インカム投資家にとっては、二種類の含み損があります。悪くない含み損悪い含み損です。含み損の種類によって対応の仕方が変わると思います。

悪くない含み損

・高配当の個別株で、企業業績に不安がない
・高配当株式インデックスや債券インデックスなどの含み損

そもそも、高配当株式や債券を買い付けるインカム投資をしている投資家にとって、株価が下がることはネガティブな要素ばかりではありません。例えば高配当の個別銘柄は、ほとんどが成長が停滞している成熟企業ばかりのためPERが低くなり、結果として配当利回りが高くなっています。

ちょっとした悪材料や、決算が予想に届かないといった理由で売られることはありますが、企業の業績は安定していますので、価格が下がることで利回りが上がり、追加投資のチャンスとなります。

ETFの場合、例えばHDV・VYMなどの高配当インデックスは、ディフェンシブ銘柄を中心としているため、ハイテク銘柄を含むS&P500連動インデックスなど以上の長期投資リターンは期待しずらいですが、暴落をしても価格の戻りが速いのが特徴です。高配当の債券ETFであるVCIT, VCLTなどもそうですが、基本的に値動きが中長期ではボックス圏で値動きしているケースも多く、追加投資のチャンスとなることがあります。

 

よって、インカム投資の場合、戦略にあっていれば

「株価下落で残高だけど、ちょっと嬉しい」
「株価上昇で嬉しいけど、買い増しずらくなって残念」

という心理状態になります。これが、悪くない含み損です。

 

悪い含み損

・業績が不安な個別株で起きた含み損
・減配や優待改悪などで起きた含み損
・投資戦略に適合していない状態での含み損

 これらが悪い含み損です。


そもそも業績が不安な個別株式や、減配・優待改悪の可能性がある銘柄に投資しないことが必要なのですが、高利回りの個別株式を底値で拾ったと思ったら、さらに暴落した
というのは結構あります。


▼チャート:日比谷タクミが優待目的で投資した三光マーケティングフーズ(2762)
業績悪化と優待改悪で株価は400円に。もう対処のしようがない状態に。

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もともと値上がり益を期待していないので、価格が戻ったらすぐに売り払いたいです。しかし、簡単に価格が戻る見込みもないのでナンピンもしずらい・・・。一応まだ優待はあるのでそれを利用しつつ、おそらく長期で塩漬けになります。100株しか持っていないので資産全体への影響はほぼ無いのですが、やっぱり沈みます。

 

そもそも優待投資は少額で遊び感覚でやっていたので、自分の投資戦略に合っていない状態でした。日比谷タクミはそれを強く反省しており、現在は優待株式は売却して整理を進めています。

 

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まとめ

購入時にきちんと投資戦略に基づいて、銘柄の選定がされている状態であれば、中長期で価格安定、価格上昇を信じることが出来ると思います。なので、含み損はそれほど心配すべきことではありません。むしろナンピン買いによるリターン最大化や、高いインカム利回り獲得のチャンスとなります。

しかし、低成長銘柄を含む株式に投資するインカム投資戦略においては、どれだけ銘柄を慎重に選んでも対応が取れなくなるくらい暴落してしまい、長期で含み損を抱える銘柄というのも出てきます。


それを事前に想定しておくことが大切で、

・投資戦略に基づいて、事前に対処方法を決めておく
・銘柄をしっかり分散しておく

ということがやっておくべきことだと思います。

 

 

以上、今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m 

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