「ふるさと納税では食べ物の返礼品を選ぶべき理由」を合理的に解説します。
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こんにちは、日比谷タクミです。
今日はみんな大好きふるさと納税について、ファイナンシャルフリーを目指す投資家の目線で、
ふるさと納税では食べ物の返礼品を選ぶべき理由
を説明します。かなり私見が入りますので、あくまで日比谷タクミの考え方ということでご理解を頂ければ幸いですm(__)m
なぜ食べ物か?
1、相対的に還元率が高い
ふるさと納税は、年間2000円の自己負担で収入に応じた税金の控除枠を利用できる制度です。控除上限内であれば、利用金額から2000円を引いた額が、所得税・住民税から控除されます。実際には自己負担2000円で控除限度枠まで返礼品がもらえるということです。
まず、還元率についてです。個別には存在するのかも知れませんが、少なくとも現時点では、食べ物を超える平均還元率を持つカテゴリーは見当たりません。
この還元率についてデジタルに考えると、減税枠に対する投資収益率と置き換えることができます。
ROI=返礼品売価相当額/2000円
ただでさえ直接税、間接税ともにずっと上がっている現役世代納税者にとって、ふるさと納税はその一部を取り戻す機会です。せっかく税額控除を使えるのであれば、ROIを最大化するために還元率の高いモノを選ぶべきと言えます。
近年は過度な返礼競争が促進されたことで総務省からは異例の引き締め方針が出ており、「改正地方税法」が成立しました。2019年6月以降は還元率が一律で30%以下、また地場産品に限定される予定です。
しかし一律規制があっても、ベースとなる考え方は変わらないでしょう。
2、固定費の直接削減につながる
税額の控除というのは、納税者にとっては節税・税支出の削減を意味し、可処分所得の増加をもたらします。本来、所得に対する所得税・住民税として自動的に支出してしまう金額を、このふるさと納税という制度を使って取り戻す訳です。
以前の記事で経済的自由を目指すにあたり、取るべきアクションの優先順位について整理しました。この図の通り、
資産形成においてもっとも難易度が引く、インパクトが大きいのが固定費削減です。
そのため、返礼品で食べ物カテゴリーを選ぶべき、というのは、
食べ物の返礼品は固定費の削減に直接寄与するから
です。
逆に言うと、食べ物以外のカテゴリーの返礼品は、固定費の削減ではなく変動費を一部代替する形になります。
しかし、必ずしも還元率の高さが返礼品の良し悪しを決める訳ではありません。
例えば、旅行会社の旅行券を貰うことなどが一例になりますが、これはふるさと納税枠を旅行券に使い、旅行代金の足しにする使い方です。つまり、わざわざふるさと納税の控除枠を使って、もともとなかった旅行計画を立てているようなもので、自ら支出の機会を作り出しているようなものです。
自分で立てた支出計画の中で、自分がいつも使っている旅行サイトなどを使って旅行をすればいいのに、わざわざ用途や使い道が限定され、かつ割高な旅行代理店を使って予約するためにふるさと納税枠を使ってしまうのは、あまりリーズナブルな決断とは言えません。一見お得に見えますが、わざわざ自ら変動費が発生する機会を作り出すというのが、ナンセンスです。
可能な限り食べ物などのカテゴリーを中心に、
ふるさと納税の返礼品で固定費を削減すること
を考えるべきでしょう。
ふるさと納税で高級食材をオーダーすることの是非
結論からいうと、ふるさと納税で高級肉や高級魚をオーダーするのは、合理的とは言えません。
ふるさと納税の返礼品の口コミ欄で、
「普段は手が届かない高級なステーキを頂きました」
「高級なマグロを頂き、家族みんな大喜びです」
といったコメントをよく見ます。
家族団欒、たまに贅沢などは全く否定しませんし全然良いと思います。しかし、わざわざふるさと納税枠を使って、贅沢をする必要性は何でしょうか?
普段かかる食費は固定費ですが、普段から高級ステーキ、高級マグロ、うなぎなどの高級食材を買っていないのだとしたら、それは変動費に当たります。なぜ普段は贅沢をしてないのに、ふるさと納税だと贅沢なものを注文するのか、という合理性が見い出せません。
ふるさと納税のことを、
控除限度額まで使える自己負担2,000円の無料ショッピング
という発想で捉えていると、控除枠を無駄使いするだけになってしまい、お金を貯めていくことができなくなります。
日比谷タクミは、固定費の削減に直接寄与する冷凍保管できる肉、魚、長期保管できる米などを優先的にもらっています。ビールもOKですが、普段はないのに手元に大量にあると不必要にあるとどんどん消費してしまう傾向も出てしまうので、最低限に抑えておくとよいでしょう。
まとめ
ふるさと納税は累進課税制度の日本において、納税者にある程度公平に与えられた控除枠です。だからこそ、
うまく活用できているかで結構大きな差が出ます。
そもそもが節税ですので、その枠は出来る限り合理的に活用すべきです。
もちろんたまに贅沢をしても、欲しいものを買ってもいいのですが、それは計画した変動費予算の範囲から実施すべきで、ふるさと納税枠を無料ショッピング枠と捉えて行うべきものではありません。
色々言いましたが、ふるさと納税のメリットが今後多少なり薄れる可能性はあるものの、
ノーリスクの投資機会
であることに違いはありません。合理的に使い、ROIを高めていけるようにしていきましょう。
以上、今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
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