日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

【スポンサーリンク】

インデックス投資 vs インカム投資 どちらの戦略が良いのか?

スポンサーリンク

f:id:Meister57:20190427165844j:plain

こんにちは、日比谷タクミです。

今回は、

インデックス投資 vs インカム投資 どちらの戦略が良いのか?

という切り口で書いていきたいと思います。

投資の主流:インデックス投資とインカム投資

いま、個人投資家にとって現状的に取り得る投資戦略は2つに大別されます。

1、高配当な株式やETFに投資し、配当による確定利益をベースとしたインカム投資戦略

2、市場全体を買うことで高度な分散を行い、資本市場全体や国全体の成長を取り込むインデックス投資戦略

となります。

 

市場機会投資はギャンブル

よく、

「マーケット参加者の9割は破れて退場する」

といいますが、これは市場機会や売買タイミングを図ろうとするからです。

 

市場には機関投資家、株式・債券トレーダー、ヘッジファンドなどのプロがいます。投資家にリターンを返す、自社のために収益を上げることを生業としている彼らは、いわば市場機会投資のプロです。

「株価が下がったら買う、上がったら売る」

という市場機会投資は、マーケットのプロと戦うことを意味しており、いわば草野球チームがメジャーリーグに挑戦を挑むようなものです。マーケットには市場を恣意的にインパクトを与えられるような資金力を持ったプレイヤーがいます。情報の量・質・スピードともに劣る個人投資家が市場のプロに機会獲得で勝てるはずがありません。

また、

マーケットは先が読めません。

アナリストやエコノミストがよく市場予想を行っていますが、まず予想は当たりません。「株価は上がる」と言われてみんなが買うと暴落し、「まだまだ底値が見えない」という記事を見て手控えると、反発して投資機会を逃します。

投資での成功体験はほとんどが運

確かに株価暴落時に株価の底を引き当てて、タイミングよく投資出来た方は、短期間で資産を築くことができます。実際に日比谷タクミも、一度この市場機会投資で成功体験があります。

2009年リーマンショック後に、投資中国市場での成功が見えたコマツ株を100万円ほど恐る恐る仕込みました。結果、株価は短期で2倍になり利益確定しました。

しかし、これは完全に運です。

今から振り返ってみると、あそこからさらに暴落していた可能性もある訳なので、完全なるギャンブルだったと思います。

 

結局、誰も市場は予想出来ません。マーケットのプロであれば、個人投資家よりはまだ少しマシな投資判断が出来るかも知れませんが、個人投資家で、かつ本業がサラリーマンで時間がない人が予想できるようなものではありません。

個人投資家は市場機会に投資して、退場するようなリスクを負うべきではありません。

 

インデックス投資のメリット・デメリット

インデックス投資 vs アクティブ投資

これは投資家にとって極めて有名な話ですので、ここで詳細は説明しませんが、市場インデックスを上回るパフォーマンスを出そうと試みるアクティブファンドの8割は、市場インデックスを上回れないという統計が出ています。

その理由は、

・売買回数の増加による取引コストの増加
・銘柄入れ替えなどの管理工数の増加による高コスト化

が主な理由です。

どれだけ優秀なファンドマネージャーが運用しても市場平均しかリターンが取れない上にコストが高いアクティブファンドは、平均的な市場リターンではあるもののコストが安いインデックスファンドよりもリターンが劣後するという結果になってます。

 

▼関連書籍 インデックスファンドと資産運用におけるバイブル的1冊です。

 

資本主義経済の成長を信じぬく

インデックス投資を行う場合、世界インデックス・米国インデックス・新興国インデックスなど投資対象とするマーケットに加えて、株式・債券・REITなどのアセットも選定することになります。

インデックス投資の基本は、

長期で資本主義経済の成長を信じる

という投資手法であることです。

この投資手法には強い蓋然性があり、それは過去からの米国株式インデックスであるS&P500が一巻した価格成長をしていることから見ても明らかです。

f:id:Meister57:20190427154040p:plain

 

インデックス投資の弱点

現在はミドルリターン、ミドルリスクが最良であると考えるサラリーマン個人投資家を中心に、インデックス投資が注目されていますが、インデックス投資にも弱点があります。それは、 

①EXIT戦略が立てづらいこと
②キャッシュフローが出ないこと

です。

いつ売却しますか?

アセットは市場において常に価格が上下します。
先のS&P500を見てもITバブル崩壊、100年に1度と言われるリーマンショック時においては50%近くの下落をしています。

インデックス投資戦略は長期の積み立てと、バイアンドホールドが基本戦略となりますが、究極の目的は、最終的に大きなキャピタルゲインを獲得することになります。

20年、30年の長期投資を行えば、仮にリセッションに直面してもリターンは獲得できるとは思いますが、最終的に利益を確定させるためにはインデックスファンドを売却をしなければいけません。

将来老後に取り崩すことを想定している方も多いと思いますが、その売却タイミングの判断が非常に難しい問題になります。

仮に一定のリターンが出ていたとしても、
「もし、売却して取り崩さないといけないその時に、運悪く大きく値下がりしていたら、あなたはどうしますか?」

という質問に答えるのは非常に難しいです。

EXIT戦略の難しさ

がキャピタルゲインを前提としたインデックス投資の1つ目の弱点です。

将来のためにずっと我慢しますか?

インデックス投資の2つ目の弱点は、

キャッシュフローが出ない

ことです。
米国ETFでVOOやVT等を買えば低いながらも2%程度の分配金が出ますが、日本で人気の楽天VTIや楽天VT等の投資信託で購入すると、ファンド内で配当再投資を行うことになり、基本的に分配金は出ません。

そのため、どんなに積立により投資金額が積みあがっても、いまの生活が豊かになりません。

インデックス投資により将来の不安の解消はできますが、せっかく資産は積みあがっているのに、今の生活が全く豊かにならず、お金が使えるのが老後では、モチベーションが上がらないという人は多いと思います。

潤沢にキャッシュインフローが生まれないため、セミリタイア、アーリーリタイヤという選択肢も取れません。

 

インカム投資のメリット・デメリット

インカム投資のメリットは、
・安定的にキャッシュフローが積みあがる
・自動的に利益確定されるため、売却に悩む必要がない
・株価下落局面でもキャッシュフローを再投資に回せる

といった点が挙げられます。日比谷タクミは、特に株価下落局面でのディフェンス力が高いことを重視しており、インカム投資を主体にしています。

インデックス投資だと株価下落局面で出来ることはドルコスト平均法による対応ですが、継続的な追加資金の投入前提となります。配当・分配金が毎月出ているポートフォリオであれば、勝手にキャッシュフローが生まれてくるので、それを再投資できます。

その一方で、デメリット部分に目を向けると、

・長期リターンはインデックス投資に劣後する
・高い利回りを獲得しようと思うと、ハイリスクな株式や債券が必要

といった面もあるので、高配当株式や高配当債券に一辺倒な投資戦略もリスクが高いと考えています。

 

▼関連記事 高配当戦略は決して低リスクではありません。

www.richsalaryman.work

 

まとめ

それぞれの資産状況、また何を求めているのかによっても、どちらの投資戦略が良いのかは異なると思います。

「みんながやっているから」
「一番、合理的だと思ったから」

というだけの理由だけで決めてしまうと、定性的なデメリット部分を含めて見失うポイントも出てきます。

どんな戦略にもメリット・デメリットがあるので、それをきちんと整理して理解した上での投資判断を行った方が良いでしょう。

 

日比谷タクミは、配当再投資をベースとしたインカム投資を主体にしながらも、インデックス投資を組み合わせたハイブリッド戦略を取っています。株・債券などのアセットクラスだけでなく、

インカム投資のアセットを7割
インデックス投資のアセットを3割

といった形で投資戦略も分散しており、定量面だけでなく、定性面でのリスク・リターンのバランスを取れるようにしています。

 

インカム投資、インデックス投資、ハイブリッド、どういった戦略をとってもそれは人それぞれなのでOKです。

重要なことは、

・投資で市場機会を掴みにいかないこと
・信念を持って投資戦略を遂行すること

ということです。

 

以上、今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m 

 

皆様のおかげでブログランキングで上昇中です。もし宜しければポチっとボタンをクリックして応援をお願いいたします。

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ

 

証券口座は日比谷タクミも使っている業界圧倒的トップのSBI証券がオススメです。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

 

▼関連記事 

【スポンサーリンク】