あなたが家賃に使える金額は既に決まってる2つの理由
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こんにちは、日比谷タクミです。
今回は家賃の話です。みなさんはどのくらいの家賃の家に住んでいますか?
持ち家派の方には申し訳ないですが・・・
日比谷タクミは、ローンを組んでの持ち家を購入することは将来収支を大きく毀損をすると思っているので、今も昔もキャッシュ以外では家は買わないと決めています。
(買えなくもないのですが、投資の方が大切なので買いません。この賃貸と持ち家はどっちが良いか、という議論に対して、日比谷タクミは結論を持っているのですが、書き始めると大長編になるため、またいずれ書きます。)
そのため、日比谷タクミもしばらくは賃貸生活を続ける予定です。今日は今現在賃貸で住んでいる、今後も住む予定の方に向けた記事です。
家賃は手取り収入の25%までが結論
いきなり結論から入ります。
固定費の代表である家賃ですが、
世帯の手取り収入の4分の1まで
が目安となり、基準になります。
あなたが将来金持ちサラリーマンを目指すのであれば、これが結論です。
世帯手取り40万であれば家賃は10万円
世帯手取り30万であれば家賃は7.5万円
世帯手取り20万であれば家賃は5万円
となります。
独身の場合も世帯と考えて差し支え有りません。
25%というのは、
とても厳しい基準に映りますよね。
そうなんです。厳しいんです。
手取り収入40万で家賃10万というのはまだ可能に思えますが、手取り20万で家賃5万というのは、かなり厳しいかも知れません。
しかし、
限られた給与収入の中から貯蓄をして、
それを投資にまわして、
インカムを生む資産に育てる
金持ちサラリーマンを目指すならば、ここは厳しくても乗り越えなければいけない固定費の壁なのです。
なぜ家賃は手取りの25%が基準になるのか?
これがシンプルな2つの理由になります。
①手取り収入の25%は投資にまわすべし
②家賃以外の費用は削れる余地が小さい
という2点が理由です。
[モデルケースで考える]家賃は手取りの25%にせざるを得ない理由
共働き20代後半のDINK世帯を想定しましょう。
モデルケース
20代男性の平均年収は370万、手取りで300万(月例給与23.0万、ボーナス年間23.0万)
20代女性の平均年収は370万、手取りで240万(月例給与18.5万、ボーナス年間18.5万)
このケースでは2人の手取り収入は月41.5万円です。
サンプルとして基準は緩めに置いてます。
固定費(2人分)
水道光熱費:2.0万円
食費:5.0万円
携帯(格安スマホ):0.7万円
自宅インターネット:0.5万円
美容費:0.8万円
日用品・その他:1万円
固定費合計:10.0万円
これくらいが現代人として、かつ20代後半のDINKSが普通の生活を送るためのベースラインの固定費です。現実的にこれ以上削るのは厳しいかも知れません。
これ以外にも医療費、保険、ネットサービスなどへの加入があればさらに増えます。
変動費(2人分)
外食:2.0万円 (週1回、1回あたり5000円)
ランチ:3.0万円 (1人1日当たり750円)
職場の飲み会:2.0万円
被服費:2.0万円
レジャー:1.5万円(週末のおでかけなど)
自己投資:1万円
変動費合計:11.5万円
この変動費でも結構予算カツカツですね。人付き合いも多いであろう20代後半であれば、最低でもこれくらいの変動費は確保しておきたいところです。本当はもっと自己投資にお金を割きたいところですが。
これに手取り40万世帯の基準となる家賃の10万円を加えると、
固定費・変動費の合計は31.5万円です。
世帯で月に10万円の貯金が出来れば将来の不安はかなり軽減
このモデルケースではボーナスはそれぞれ1か月分で計算していますが、旅行に行ったり、普段の家計では買えない生活家電を買ったり、お互いの記念日へのプレゼントの費用に充てたり、はたまた友人の結婚式のご祝儀なども発生すると思いますので、ここでは計算に含めません。
これで何とか月に10万円の貯蓄ができることになります。
その全額を投資に回す前提に立つと、年間に120万円、10年で1200万円の積み立て投資が可能な原資を確保できることになります。
※ボーナスを使わずにもし余ったら投資に回してもいいですし、いざという時の生活防衛資金としてキャッシュで置いておくのもアリです。
月10万、年間120万円を投資にまわし続け、コンサバに読んで年平均利回り5%で運用ができると、ざっくり資産額は以下のように推移します。
10年後には1500万円(+300万)
20年後には4000万円(+1600万)
30年後には8000万(+4400万)
これが利回りと複利の力です。
月の手取り収入の25%である10万円を30年積み立て複利運用した結果、原資の3600万円が、8000万円に化けるのです。
長期で年平均5%のリターンというのはしっかりと投資を勉強し、アセットアロケーションを行えば、極めて現実的に達成可能な数字です。
リタイヤ前のタイミングで8000万あれば、十分ゆとりのある老後生活が送れます。
仕事を続けていれば退職金もあるでしょうし、その時には給与も上がっていて、このシミュレーションは間違いなく上振れているはずです。
これから将来のインフレや、年金受給額の減少にも十分耐えうる資産額となります。
将来の不安がほぼ無くなる金額です。
しかし原資がなければ、この複利の力を活用することもできません。
変動費を削りすぎるのはオススメしない
固定費が普通に生きるために必要なコストとすると、
変動費は人生を豊かにし、彩りを与えるためのコストです。
一見、ここで挙げた変動費は削れるコストのように思うかもしれませんが、
日比谷タクミは変動費を削りすぎることをあまりオススメしません。
変動費はあまり削りすぎると良くないというのが日比谷タクミのスタンス。飲み会、外食、お出かけ、旅行など人生に彩りを与えるを無くしてしまうと無味乾燥してしまう。
— 日比谷タクミ [投資家×サラリーマン×起業家] (@Hibiyatakumi) 2019年3月18日
削るべきはやはり固定費。ここを徹底できないと、貯蓄から投資を作っていけず、金持ちサラリーマンを目指せない。#固定費 #変動費
人と会ったり、同僚や上司と飲みながら仕事について話したり、パートナーとおいしい食事をしたり、お出かけしたり旅行に行って思い出を沢山作ったり、これらは人生にとってお金をかけた以上のリターンを生む余地のあるものであり、大切な時間だと思います。
変動費をシビアに詰めすぎると、人生が無味乾燥してきてしまいますので、不要な部分は削っても良いですが、あまり削りすぎるのはオススメしません。
賃貸物件はこだわるべきポイントと、妥協できるポイントのバランスを
家賃は他の固定費と比べて、妥協ポイントを持つことで削ることができる余地がある固定費です。
・利便性を求めるなら、築年数などに妥協をする
・築年や間取りの広さを求めるなら、駅からの距離を妥協する
など、こだわるポイントと妥協すべきポイントをしっかりと考えて判断すれば、家賃を下げることは可能です。
また住んでいる場所や建物で人の価値は変わりません。住む土地柄や、外観などに見栄を張らないことが本質的に必要なことです。
まとめ
もちろん、人によっては
「私は飲み会なんて行かない、外食もしない。でも家だけは絶対に新築に住みたい!」という方もいらっしゃると思います。
優先順位は人それぞれなので、「家賃は25%に抑えるべき」というのはあくまで日比谷タクミの意見として捉えていただきたいです。
ただ、
・住む所にこだわらなければ、余裕を持った生活の中でも貯蓄は残すことができる
・手取り収入の25%を確保し、可能な限り投資に回した方が良い
・貯蓄体質を作って資産形成を続けていけば、老後の不安は解消できる
という点だけはしっかりとお伝えできればと思っています。
以上、日比谷タクミでした。今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
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