日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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アセットアロケーションは投資戦略ありき

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こんにちは。日比谷タクミです。

 

みなさんは投資ポートフォリオを考える時に、

投資戦略をどう考えていますか?

また、アセットアロケーションをどう考えていますか? 

一般的に、投資リターンの8割9割はアセットアロケーションで決まる

といわれていますので、とても大切なお話です。

 

 

 

 

人によってリスク許容度は異なる

 

あなたはどれくらいの暴落に耐えられますか?

 

色々意見が分かれるところですが、アセットアロケーションを考える上では、

自分がどれくらいリスクを取れるのか?

つまりリスク許容度を自分自身に問う必要があります。

 

あなたの運用資産額が1000万円として、株式が暴落したとします。リスク許容度は、その時に狼狽して投げ売りをしないで済む許容範囲のことを指しています。

 

それは10%でしょうか?20%でしょうか?それとも50%下落してもあなたは耐えられるでしょうか?株価が次の日に上がるかどうかはわかりません。いつ下がった株価が回復するのかもわかりません。

 

株価は50%も下落しているが、さらに下がるかも知れない。その時に投資を続けられない、損切りをしてしまうと考えれば、あなたのリスク許容度は50%です。

 

 

株式に債券を混ぜることで全体の値動きがマイルドになる 

 

株式というのは景気や個別企業の業績に非常に敏感で、一般的に債券よりも値動きのボラタリティが大きくなります。つまり、価格変動リスクが大きいということですね。

 

株式だけでアセットを保有する場合、期待リターンは高くなりますが、一方で株価下落曲面では大きく評価額が下落するリスクを伴います。過去のリーマンショックでは全世界の株式アセットは概ね50%以上下落しました。

 

 一方で債券は大きな価格上昇は期待できませんが、値動きが少ないのと、株式と基本的に逆の値動きをする傾向にあるので、株価下落時にアセット全体の評価額の下落をマイルドにしてくれます。

 

アセットアロケーションでは、一般的に債券を組み込んで分散させることで、値動きを抑えていくことが推奨されています。

 

人間、大きな暴落には心が耐えられず、絶望の中で損切りをしてしまったり、損失を被ったことで「もう投資はやらない」とせっかく得た投資経験を将来に生かせなくなったりします。

 

投資は続けていくと、どんどん知識もつきますし、経験値がたまっていきます。

そして投資は長期で続けることでこそ、リターンを獲得できます。長期で心を落ち着けて投資を継続していくためにも、リスクとリターンのバランスを取ることは大切です。

  

日比谷タクミの投資戦略の考え方

 

1, 高配当・高分配金アセットからの配当再投資

・米国高配当株式
・高配当ETF(JNK, PFF, HDV, EPP, IFGLなど)
・日本高配当株式(JT, 日産, キャノンなど)
・J-REIT

 

2, インデックスファンドの積立バイ&ホールド

・インデックス米国株式ETF(VOO, VTなど)
・ノーロード投資信託(先進国、新興国、日本株)

 

1と2のハイブリッド型です。

 

↓日比谷タクミのポートフォリオ

www.richsalaryman.work

 

ファイナンシャルフリーを狙うなら配当を重視した戦略が必要

 

投資戦略は人それぞれです。

 

今どれくらい運用資産があるのか

自分がどれくらいのリスク選好度なのか

そもそも資産運用の結果、何を得たいのか

 

などによって変わってきます。

 

日比谷タクミはもともとチャレンジ精神は旺盛なタイプではありますが、資産規模もそこそこ大きいため、少しディフェンシブな運用が必要だと判断しています。

一方で、資産規模を活かしたインカム重視の戦略が可能なので、それをしっかり活用しようと思ってます。


配当・分配金の利回りで生活費を補える状態であるファイナンシャルフリーの早期達成が短期の目標です。

 

 

ディフェンシブ×インカム重視戦略の考え方

 

まずは大きなリスクに資産をさらさないようにアセットバランスを取るとともに、株式・債券それぞれからインカムゲインがしっかりと出ることに軸足を置いたポートフォリオを目指しています。

 

アセットの値動きをマイルドにするため債券は一定比率保有していますが、利回りは追求したいので、利回りの高い先進国債券、新興国債券がメインです。国内、海外のREITも分散と配当目的で保有しています。

  

分散効果を高めるために日本債券を推奨される方もいますが、日比谷タクミの意見としては、

日本人は給与を日本円で受け取り、現金、国民年金、確定拠出年金をすでに日本円で保有しています。

これは円のインフレなどのカントリーリスクをすでに負っている状態ですので、アセットアロケーションにおいて日本円資産、特に日本債券を追加で持つ必要性は薄いと考えています。さらに日本国債の利回りがほぼゼロなのも影響してますね。

 

株価下落時のカウンターアタックを意識

 

また、配当を重視している理由はもう一つあります。しばらく株高が続いているため、リセッション局面を意識して運用をしていることです。

 

株価は上がる時もあれば下落する時もあります。

 

ドルコスト平均法は株価下落局面で一定の効果は発揮します。しかし無配当の投資信託での運用は複利効果は出ますが、売却しない限り手元にキャッシュが出てきません。


その場合、株価下落局面では未動きが非常に取りづらくなります。

 

株価下落時こそ積み立て金額を増やしたり、必要以上に売られたアセットを買い入れていかないと長期リターンは改善していきません。

 

この時、多少配当課税による複利効果を犠牲にしても、配当・分配金利回りの高いアセットを潤沢に持っていると強いです。配当・分配金を原資に再投資を行い、株価回復時にカウンターアタックをかけることでリターンを最大化することも狙えます。

 

 

キャッシュポジションの方針

「株式のみのアセットアロケーションにして、キャッシュポジションを沢山持つことで暴落に備えればいいじゃないか?」という意見もあります。

 

しかし、インカム投資を戦略の軸を置くと

キャッシュを遊ばしておくのが勿体ない

です。

 

暴落はいつ来るかわかりません。明日かも知れないし、しばらくずっと来ないかも知れない。なので日比谷タクミは出来る限りキャッシュを遊ばせずに、下落には配当・分配金備える方針です。

とはいえ、値動きが小さい債券を売って株式を底値で買えるようにもしていますので、防波堤は二重に作っています。

 

 

キャピタルゲインを狙うアセットも配備

一方で株式アセットは高い期待リターンも追求しやすいので、買いやすいノーロードの株式投資信託も、分配金が出るETFとのリターン比較のために毎月積み立てています。

 

期待リターンを高めることを目的にするのであれば、とにかく給与を原資として、株式アセットをドルコスト平均法で積み立てていくのがシンプルな戦略です。S&P500連動のETFや投資信託であれば、インデックスファンドであっても長期の平均リターンとして6-7%は期待できます。

 

 かの世界一の投資家、ウォーレン・バフェット氏も、自分がなくなった後の資産管理は「資産の90%はS&P500、残り10%は政府短期国債に投資するように」と述べているほど、優良なインデックスです。

 

もし実質リターンに差がなく、手数料負けしない水準まで貯まったら、分配金がでるETFへのリレー投資も適宜行います。

 

 

投資戦略まとめ

 

・債券アセットを混ぜることで、リターンとリスクのバランスを取って、回復に時間がかかるような大きなドローダウンを避ける

・配当・分配金を十分に確保し、株価下落時の再投資に備える

・積み立てドルコスト平均法によるインデックス投資で長期リターンも狙う

 

 

戦略を踏まえたアセットアロケーション方針

 

上記の戦略を踏まえ、アセットクラスごとのだいたいの目標比率を持っていて、この目標比率に応じてリバランスを行っています。

 

それぞれのターゲットは以下のようなバランスです。

・アセットカテゴリー別
株式50%, 債券+キャッシュ30%, REIT10%

・アセットクラス別
先進国株式35%、新興国株式10%、日本株式5%、REIT10%、債券30%、その他+キャッシュ10% 

・戦術別
配当目的60%、値上がり益目的40%

・通貨別
USD資産70%, 日本円資産30% 

 

アセットクラスごとの価格変動によりアセット比率は常に変化します。

少しターゲットバランスから乖離が出たら、
給与、賞与に加えて配当・分配金を原資としてリバランスをしていきます

 

ポートフォリオ全体の中で、相対的に株式が上がったタイミングでは債券を買う、債券が上がったら株式を買う、ようなイメージですね。

 

まとめ

アセットアロケーションは、投資戦略に基づきます。

①まずは達成したいことを決め、そこに到達するための投資戦略を考える。

②そして投資戦略に沿ってアセットアロケーションを決める。

③そして、銘柄を選ぶ

 

そう、銘柄を選ぶのは最後の最後です。

 


日比谷タクミが、投資対象ありきの投資手法を推奨しない理由はこの戦略ありきの考え方が根底にあるからなのですが、また別の記事でこの点については触れたいと思います。

 

 

以上、日比谷タクミでした。今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

 

 

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