「金持ちになりたかったら資産に投資しろ!」について改めて考えてみた。
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こんにちは、日比タクです。
「お金持ちになりたかったらとにかく資産に投資をすることだ!」
みたいなお話を聞いたことはありませんか?
有名な本で「金持ち父さん・貧乏父さん」というのがあります。以前日比タクもキャッシュフロー・クワドランドについて記事にしたことがあります。
この記事でも資産を買うことの重要性について書いてます。お金持ちになるには、
「Bのビジネスオーナーになる」
「IのInvesterになる」
このどちらかしか選択肢がないというキャッシュフロー・クワドランドの考え方は非常に参考になりますし、日比タクも1つの事実だと思います。
一方で、とはいえ「資産を買っていれば本当にお金持ちになるの?」という疑問も出てきそうですよね?今回は「金持ちになりたかったら資産に投資しろ!」について改めて議論していきたいと思います。
"資産に見せかけた負債"を見抜こう
まず考えたいのは、「資産とは何か?」です。
例えば、自宅は資産か?という問題。
ここについての結論はハッキリしていて、自宅は基本的にほとんどの場合に"負債"になることが分かっています。自宅を購入することでローン利息、固定資産税、不動産取得税、修繕管理費、共益費などを負担するわけなので、お金は基本的にドンドン出ていくわけです。これは完全に"負債"です。
そしてローンの支払いが終わる数十年後に残るのは資産価値が落ちきったボロ物件。
仮に売ったところで支払ったお金もローンを支払うために使った時間も回収できません。自宅が資産として定義できるのは、買い付けやランニングコストをすべて吸収したうえで買った物件を値上がりした状態で売却できたときくらいでしょう。
以下の関連記事では自宅を購入した場合と、賃貸の場合の詳細シミュレーションを行っています。参考までにご欄ください。
※関連記事
同じ定義で行くと、個人用として保有する自動車なども負債に該当してしまいます。もちろん生活で必要という事情もあると思いますが、自動車ローン金利、駐車場、車検などのランニングコストは保有しているだけでかかります。
保険も負債に該当します。もちろん医療保険を生命保険をかけたときに払い戻しがあれば、かけた金額以上の金額が戻ってくるという可能性は高いですが、そもそもその可能性はどのくらいあるのでしょうか・・・?
ほとんどの保険はこの実質リターンがマイナスです。
これらはP/L, B/S上で見ても負債扱いであり、マネーリテラシー観点からも不必要に買ってはいけない商品の1つですので、「金持ちになりたければ負債を買うな!」は正しい概念です。
資産の源泉となる"時間"を活かすこと
資産性のあるものが資産になるために・・・
そもそも資産性のあるものがキャッシュを生むために必要なものは何でしょうか?
それは、
"時間"
です。
例えば株式投資から配当収入を得るには長期で保有をしなければいけないですよね。保有している状態で時間が経過すれば勝手に配当金が入ってくる仕組みです。
もともと株式は資産性を持っているものですが、その特性を活用せずに短期で売買して利ザヤを得る行為は株式が持つ資産性という特性を生かせていないことになります。
なので、
株式×時間=キャッシュマシーン
という構造になるんですね。
その他の例でいば、自分で住むのではなく他人に貸すための不動産。入居者に賃貸契約をして毎月住んでくれることで家賃が入ってくることで、
不動産×時間=キャッシュマシーン
となります。
美人だけど金遣いが荒い女性
お金遣いの荒い美人のパートナー
この概念に気づいてくると物理的な投資対象だけでなくても、どんなものに資産性があるって、どんなものに負債性があるのかも理解できてくると思います。
実態としてP/L, B/Sに乗らないものにおいても、たくさん身近に資産に見える"負債"はあるかもしれません。
要は時間が経過してプラスになるものと、マイナスになるものです。
例えば、金遣いの荒いパートナーは明らかに"負債"と言えるかもしれません。人生を助けてくれる、安らぎや安心を与えてくれる、という観点でパートナーの存在はどんな人にも大切だと思います。特に美人のパートナーであればその魅力という点も大きいので、ついついお金遣いなどには気を許してしまいがちです。
しかし、まずそもそも金遣いが荒いという段階で同じ資産形成のパートナーとしての役割を果たすどころか、時間が経過すればするほど自分からどんどんお金を奪っていきます。
美貌というものも時間とともに劣化しますので資産性があるとも言い難い。。。
「美しい女性と付き合いたい!」というのは男性の願いかもしれませんが、お金に対する価値観の一致という点とのバランスは考えた方が良いでしょう。
市場価値の上がらない仕事
その他の例としては、どれだけ自分の時間を使っても自分の市場価値が上がらない仕事。本来仕事は継続していくことで知識や経験が蓄積されて自分の市場価値が上がっていくものです。しかし、何年やっても市場価値の上がらない単純労働のような仕事や将来必要とされない仕事も、実際に世の中にはあります。
そんな仕事に縛られていると、あなたが本来持っている資産性がある"キャリア"というものが育たず、時間の効果によってキャッシュマシーンになっていかないのです。
そういった観点で市場価値の上がらない仕事に対しては冷静な見極めが必要です。
あなたが投資すべき資産は?
さて、これらを踏まえてあなたがお金持ちになるために投資すべきものは何でしょうか?
あなたが投資すべきなのは、資産性のある投資対象です。
①株式、債券、REIT、不動産、商品
②あなたのビジネスキャリア
そしてあなたが資産性のあるものをキャッシュマシーンに変えるために活用すべきなのは"時間"です。
①のような金融商品であれば、購入してから短期で売買をするのではなく、長期で投資銘柄を保有して、時間が運んできてくれるインカムキャッシュフローを得ることです。
また、②についてはまず資産性のある仕事を選ぶことに加え、時間を投下してしっかりと自ら学ぶことです。
それによりあなたのビジネスキャリアは、将来に大きなキャッシュを生む資産にもなれば、持っていてもあまり評価されないものどちらにもなります。
もちろんパートナーや友人との人間関係も投資すべき資産といえます。時間をかけて培った土台の上にある人間関係は、きっと将来困ったときにあなたを助けてくれるでしょう。
まとめ
・まずは資産か負債かを明確に判断する
・資産性のあるものをキャッシュマシーンにするためには"時間"が必要
・投資対象として冷静な見極めが必要な対象もある
・金融商品、ビジネスキャリアにしっかり投資しよう
といったところが今回の結論です。
資産への投資は確実に将来の収益を生みます。しかしそれを見極められるかどうか、資産性のあるものをキャッシュマシーンにできるかどうかは自分次第です。
目の前に高い資産性を持つ投資対象が転がっています。それを資産なのか?負債なのか?を冷静に見極め、時間を活用してキャッシュマシーンを育ててましょう。
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