【退職金全額ぶっこみ】買った銘柄をすべて告白いたします。
スポンサーリンク
こんにちは、日比タクです。
さて先般からこちらのブログではお伝えしている通り、2019年に前職を退職をしている関係で退職金の支給がありました。
ここでは金額は公開いたしませんが、30代後半で辞めたとは言っても結構長い期間を働いていたので、”ちょっとはまとまった金額である”ということだけはお伝えしておきます(笑)
さて一応インカム派の個人投資家らしく、
"退職金は全額投資にぶち込み"
の方針です。
というのも今年から新しい仕事で収入も上がってキャッシュインフローも増えるため、少しキャッシュポジションを落として強気の投下しても良いかなと思っています。
基本的に割安になっているインカム銘柄しか買わないので、市場の割高感はさておきポートフォリオを拡張して配当インカムの総額を高める方向が吉と思っています。
今回は退職金で購入した銘柄を大公開。2020年のNISA枠の使い方についてご報告いたします。
2020年NISA枠で買った銘柄
まずTAX FREEのNISA枠です。
日比タクは一般NISA一択です。インカムを中心とした投資方針ですので積み立てNISAの利用は全くあり得ません。
一般NISAにおいて投資を行う場合、重要なことが1つあります。
それはNISAではADR銘柄を買うということです。なぜならばNISA口座で米国銘柄の配当を受け取ると外国税額控除が受けられないからです。
ということでNISA枠で投資した銘柄を見てみましょう。
UL ユニリーバ
2/15時点
国籍:英国 (米国ADR)
株価:60.38ドル
PER:26.07%
DPS(1株配当):1.83ドル
EPS(1株利益):3.00ドル
配当利回り:3.02%
配当性向:61.08%
5年平均配当成長率:3.80%
EBITDAマージン:19.08%
1つ目は消費財市場でとても高い市場プレゼンスを持つユニリーバです。2019年は前年比で売上2.9%増、EPSは8.1%の成長となりました。
シャンプーのDove、Hellman'sのドレッシング、 紅茶のLipton、アイスクリームのMAGNUMなど消費者市場に浸透している幅広いブランドを持っており、非常に強い財務基盤を持っています。
また新興国の売上シェアが50%近くを占めており、今後も成長が期待できます。
ユーロ建て配当金はリーマン後は増配を続けていますが、決算が予想に届かずで12月から売られていたので買い始めていました。
この1月に2020年のNISA枠を使って追加購入をしました。まだまだ買い増したい銘柄ですね。
RDS.B ロイヤル・ダッチ・シェル
2/15時点
国籍:英国 (米国ADR)
株価:51.32ドル
PER:13.09%
DPS(1株配当):3.76ドル
EPS(1株利益):5.03ドル
配当利回り:7.33%
配当性向:74.79%
5年平均配当成長率:0.52%
EBITDAマージン:15.33%
私のポートフォリオではおなじみのロイヤル・ダッチ・シェルですが、このタイミングでNISAでもガッチリ購入しました。
コロナウィルスによる世界的な需要減少でガソリン在庫が過去最高水準、製油所の稼働率は減少中で、WTI原油価格も低下しています。スーパーメジャーの株価は原油価格との連動性もあるためRDS.Bも株価低迷中です。
おそらく次の決算もだいぶ冴えない結果になる可能性もあり、今後もしばらく株価は低迷するでしょう。しかしそうそう簡単には減配しないこのRDS.Bという銘柄ですが配当利回りは7%を超えてきていて、中期的には買い場であると考えられます。
インカム派の日比タクは今後も積極的に積み上げていきたいと思っています。
特定口座で買ったETF
DEM ウィズダムツリー新興国株高配当ファンド
2/15時点
株価:43.67ドル
DPS(1株配当):2.19ドル
配当利回り:5.02%
経費率:0.63%
あまり馴染みのない銘柄かと思いますが、新興国の高配当銘柄を詰め合わせたETFというもので、新興国版のHDVやSPYDみたいな銘柄と表現するのが適当でしょうか。
上位構成銘柄は新興国のエネルギー、素材、金融などのセクターシェアが高く、ロシアのガスプロム・ルコイル・タトネフトといったエネルギー関連、台湾の鴻海(ホンハイ)、中国工商銀行やチャイナモバイルなどの高配当銘柄が並びます。
新興国の株式ETFではVWOが有名ですが、配当込みリターンでVWOを上回るDEMといってもここ10年新興国パフォーマンスは芳しくありません。
新興国の高配当株はADRで買う方法もありますが、銘柄が限られます。また現地通貨で買う場合は為替の往復コストが高いというネックがあります。
DEMの経費率は0.63%と高いですが分配金利回り5%近いタイミングであれば、4.3%以上の利回りは獲得できます。インカム投資の分散先としてはリーズナブルでしょう。
ずっと保有をしたくて悶々としていましたが、株価が43ドル程度に落ちてきたタイミングで買いを入れました。
RWX SPDRダウ・ジョーンズ・インターナショナル・
リアル・エステートETF
2/15時点
株価:39.54ドル
DPS(1株配当):3.47ドル
配当利回り:8.77%
経費率:0.59%
米国を除く世界各地のREITや不動産関連銘柄に投資をするETFです。IFGLというグローバルREITを持っていましたが、さらにREIT比率の上昇と分散先の拡大を考えていました。
このETFですが上位組み入れ銘柄のトップは三井不動産です(笑)。しかしこのETFの約70%はREITで構成されています。日比タクも全世界REITに投資したつもりで購入をしています。
正直、分配金が出るロジックがよく分からず不明です。しかし2019年は数年ぶりに4Qの分配金がガッツリでたので、分配金利回りは8.77%とすごいことになりました。年によって変動するのが実態ですが平均して4~5%程度の利回りはあるので、今後もこの手のREIT ETFは適宜買い増しをしていきたいと思います。
※REITはインカム投資の分散先として必須だと思います。
特定口座で買った個別株
さて、個別株で買った銘柄ですが少額で結構数多く買ったので、ここでは銘柄のみ列挙いたします。
米国株+米国ADR
※以下順不同
GILD ギリアド・サイエンシズ
XOM エクソン モービル
DOW ダウ
WFC ウェルズ・ファーゴ
CVX シェブロン
VZ ベライゾン コミュニケーションズ
BCE ビーシーイー
SBUX スターバックス
MO アルトリア グループ
BP
このうち新しく追加した銘柄はWFC ウェルズ・ファーゴ、DOW ダウの2つのみで、あとはすべて少額の買い増しにとどまっています。これで保有銘柄は27になり、かなり分散は広がってきました。
個別株の積み増しですが主な目的としては、
・手薄なセクターを中心に購入してポートフォリオバランスを取りに行った
・配当利回りが高まった銘柄を買って平均利回りを高めに行った
という2点が目的となります。
J-REIT
インヴィンシブル投資法人
星野リゾート・リート投資法人
ジャパン・ホテル・リート投資法人
いちごホテルリート投資法人
円建てでは新型コロナウィルスの懸念が吹き荒れており、売られ始めているホテル系リートを少しずつ拾っています。
個人的にホテル系リートは今後の日本市場におけるインバウンド需要への期待から有望視しています。J-REITは昨年に高騰したタイミングでほぼ手放してしまいましたが、ホテル系リートとあわせて今後、調整局面で徐々に拾っていきたいと思います。
まとめ
銘柄自体は結構な数を買っていますが、1銘柄ずつはそんなに大した金額を買っていません。
「退職金全額ぶっこみ」
というタイトルにしていますが、とはいえ同じ時期に全額を投下するのもナンセンスなので、まだ全額はぶっこめていません(笑)。これから1年くらいをかけて下落局面を見ながら徐々に追加投資していこうと思います。
また冒頭に申し上げたようにキャッシュポジションもやや減らす予定です。
・インカム投資は投資金額が大きい方が有利なこと
・債券やREITなどでリスクもしっかり分散していること
・今後の給与キャッシュインが増えること
これらを加味すれば、もう少しフルインベストっぽくして配当キャッシュフローを増やしても良いかなと考えています。
※もし資産形成の参考になったと思ったら、ポチっとリンクをクリックして、応援をお願いしますm(__)m
※関連記事はこちら