配偶者・パートナーと一緒に幸せな資産形成を実現する方法
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こんにちは、国際分散と配当再投資で資産形成を目指す日比谷タクミです。
本サイトをご覧の方の中には、配偶者やパートナー(彼氏・彼女含む)をお持ちの方が多いと思います。
信頼できる、一緒に時を歩む配偶者やパートナーの存在は人生を豊かにし、彩りと幸せをもたらします。
しかし、「お金に対する価値観」がパートナー選びの一つの基準にも挙げられるように、
資産形成においてもパートナーの協力が不可欠
だと思います。
今回は配偶者・パートナーと幸せな資産形成を実現していくコツについて、解説したいと思います。
※日比谷タクミは男性なので、一応記事としては男性読者を想定している内容であることについてご了承ください。
この記事はこんな形にオススメ
・パートナーとお金の価値観の違いに悩んでいる
・将来形成に取り組みたいがパートナーの協力をどうやって取り付けるべきか悩んでる
・貯蓄や投資を始めたが、家族の消費・浪費が足かせになってなかなか進まない
いつ気づくか?で話は変わる
多くの方にとって、資産形成に対する興味というのはある日突然にやってくるものです。生まれた時から資産形成に興味がある方などはいません。
殆どの方は、ある日突然気づくのです。
「このままではダメだ」
「今のままでは将来の不安から抜け出せない」
と。
しかし、現実の問題としてこの”気づき”のタイミングがいつかで取るべき対応が変わってきます。特にあなたにパートナーが既にいるのか、いないのかで話は全く変わってきます。
独身 or パートナーが居ないケース
もしあなたが資産形成に目覚めた時に独身だったり、パートナーが居ない状態であれば幾分は気楽かも知れません。
あなたがやるべきことは、自分の考え方を理解してくれる将来のパートナーを選ぶことだけです。
本当に一緒に将来を考えてくれる相手であれば、
「将来に向けて資産形成を考え、取り組んでいる」
というあなたの極めて健全な姿勢に対して、否定的な見解を出すことはあまり無いと思います。
男性も女性もですが、将来の資産設計をきちんと考えている異性に対しては、生涯のパートナー候補として好感を持ちやすいです。
もし、資産形成を目指しているという点について、きちんと相手と話した上で、
「贅沢をできないのは嫌だ」
「資産形成より今を謳歌したい」
「貯金をするくらいなら私に使ってほしい」
と相手が考えるなら、先々結婚しても関係性が上手く行かない可能性があります。
資産形成というのは、今でなく将来にフォーカスすることに他なりません。
ここの軸が合わないと協力しての資産形成は実現し得ないのではと思います。
既に配偶者・パートナーがいるケース
一方で、若干難易度が高いのは、すでに配偶者やパートナーがいるケースです。
前述の通り、人間の資産形成に対する興味というのは、ある日突然起きてきます。
・資産運用で成功している友人の話を聞いた
・同じ年齢なのに莫大な資産を持つ人の記事をネットで見た
・金融庁の老後に2000万円足りないというレポートを見た
このように、あなたに
「今から資産形成を始めなさい」
と女神が気づかせてくれるタイミングというのは、予期せぬ時に突然やってきます。
そしてあなたはお金持ち、投資、家計簿、節約、倹約といったキーワードに関連するブログ記事や書籍を探し始めるのです。
しかし、あなたのパートナーはビックリします。
あなたがいきなり、
「金持ち父さん貧乏父さん」
「となりの億万長者」
「ユダヤ人大富豪の教え」
といったお金に対する強い欲求を連想させるような書籍を買い込んで、読み漁り始めるのですから。
また、今まで資産形成の話なども真剣にしたことすらないのに、
「将来のために倹約・節約が必要だ」
「リスクを取らないと、リターンを得て金持ちにはなれない」
といった話を持ちだされた時に、あなたのパートナーはあなたの行動に不安を覚え、ストレスを抱えるのが普通と考えるべきです。
しかし、あなたが学ぼうとしているマネーリテラシー、投資の知識、資産管理の知識は極めて重要なものです。
配偶者・パートナーの方にその重要性を理解してもらい、同じ方針や方向性を持ってもらうために働きかけを行うのが、幸せな資産形成を実現するための第一歩です。
配偶者・パートナーに資産形成に協力をしてもらうためのポイント
①どんなことを、いつまでに実現したいのか目的を共有する
人は目的を持って行動している人を、応援したくなる生き物です。
ましてや、いつも身近にいる自分パートナーが実現したいことは、何らかの形で応援してあげたくなるのが人間の性です。
逆に目的が無く、ゴールが見えない節約や倹約、投資による損益の変動はストレスを生み、不安を与え、関係性をも悪化させます。
あなたがもし資産形成を目指しているなら、まずは
目的を明確にして、それをしっかり伝えましょう。
「△△歳までに○○を実現したい。だから今、貯蓄と投資に真剣に取り組みたい」
といった形のコミュニケーションが求められると思います。
○○で実現したいことは、
・アーリーリタイア
・不動産投資
・地方移住
・海外移住
など、あなたとパートナーの方と価値観が合うものであれば、何でも構わないと思います。
大切なのは、あなたが目指しているのが、リスキーな「一攫千金」ではなく、堅実で幸せな資産形成への歩みであることが理解されることです。
②長期投資のリターンとリスクをきちんと説明する
リスク資産の保有に当たり、きちんと前提の理解を揃えて置かないと、後々必ず問題が起きます。
パートナーの方のリターンとリスクへの理解が浅いと、いざ短期で含み損が出て自分達のお金が目減りした時に一気に不安や焦りが表出し、資産運用そのものに疑問が出ます。
そんな時に冷静に会話ができる状態まで、しっかりと資産運用の本質について認識を合わせておくべきです。
具体的な手順は以下の通りです。
1、株式・債券の長期チャートを見せる
NYダウやS&P500の長期チャート、もしくはジェレミー・シーゲルの株式投資の未来にあるアセット別リターンのチャートなどをもとに、過去一貫して株式や債券は上昇していることを伝える
2、長期投資の元本割れリスクについて説明する
長期投資においては元本割れリスクが極めて低くなることを説明する。
※図はウォール街のランダムウォーカーでも紹介されている、1950年〜2009年のS&P500の保有期間におけるリターンのばらつき。保有期間が15年を超えると元本割れリスクがほぼ無くなることがわかる
3、投資可能金額を合意する
収入や貯蓄から当面使う予定が無い余剰資金の金額・割合を精査し、投資可能金額、投資予定金額を合意する。
最初は無理な設計は必要ないので、配偶者やパートナーと合意が得られる範囲で決めましょう。
4、非課税口座の管理方法を決める
自分とパートナーのNISA枠、iDeCo枠、ジュニアNISA枠の管理方法について合意しましょう。
③率先して節約・倹約・投資をして、当たり前基準を作る
資産形成を進めていくには、多かれ少なかれ節約・倹約が必要です。
そのため、その努力についても配偶者やパートナーの協力を得る必要があります。
しかし、あなたのパートナーからすれば生活スタイルを急激に変えるような節約生活、倹約生活は非常に大きなストレスになるでしょう。
ストレスを貯めすぎると、場合によってはダイエットのリバウンドと同じように、貯めたお金を散財してしまう可能性もあります。
いきなり相手に求めるのではなく、まずはあなた自身が、自分が目指したい当たり前基準を作るために、主体的に行動する必要があります。
ランチ代を抑える、飲み会を減らす、積極的に食材の買い物や料理に参加して外食を減らすなど、結構やればできることは沢山あります。
このように自分がまずお金を使わない生活をして、コツコツ金融資産を買っている姿を見せることが大切です。
そして、その金融資産から実際に、
・配当が出たこと
・値上がりして含み益が出たこと
・値下がりしたけど追加買付で保有枚数を増やせたこと
などを見せていきます。
そうすると、あなたの配偶者・パートナーも
「資産を買うことの意味」
にどんどん興味を持ってくるはずです。
④無形資産にはしっかり投資する
資産形成を始めていくと、徐々にお金を使うこと自体に抵抗が生まれてくるケースが多いです。
それは、
「資産にならない物を買っても、人生は豊かになっていかない」
ということに気付いてくるからです。
人に見せるだけのブランド品、高性能すぎる家電製品、買って満足するだけの雑貨などにお金を費やすのは無駄と考えるようになってきます。
しかし、経験や思い出などを作るための時間への投資にはしっかりとお金をかけるべきだと思います。
配偶者・パートナー・家族などと行く旅行、お出かけ、外食、イベントや、そしてそれを通して作る思い出は「資産」です。
むしろ、お金よりも大切な無形資産と言えるかも知れません。
節約一辺倒にならず、予め予算を決めて配偶者・パートナー・家族のために使う時間と予算は持っておき、今も大切にした無理の無い資産形成を目指したいですね。
まとめ
今回は配偶者・パートナーと幸せな資産形成をするために必要なことについて書きました。
配偶者・パートナーの方と楽しみながら、堅実な資産形成を続けていけることが理想だと思います。
そのためには、ゴールイメージの共有、マネーリテラシー、投資リテラシーの向上、投資方針の合意、ストレスのない節約・倹約への取り組みなどが必要になってきます。
配偶者・パートナーと手を取り合って、幸せな資産形成を目指される方の参考になれば幸いです。
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以上、今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
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