日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。アセット分散×配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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みんなが気になる(?)他人の懐事情とライフスタイル

こんにちは、日比タクです。

人間は他人のことに興味がないといわれますが、こと他人のお金のことになると興味深々になるようです。

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日比タクはすでに他人の懐事情などは気になる時期は過ぎ去りました。自分自身で資産形成が比較的順調に進んでいるとあまり回りが気にならなくなってきます。

しかし、いまだに友人と会ったときにお金の話になることもしばしばあります。みんな他人の懐事情は気になるんですよね(笑)

今回は日比タクの周辺にいる先輩、同僚、後輩などから聞いた話を踏まえて、他人の懐事情を覗いてみましょう。

※年収などは一部推測が入っているでご了承ください。

こんなところから、みなさんの資産形成へのヒントが転がっているかもしれません。

①GAFAに勤めるDINKSパワーカップル Aさん

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まずはこの方々の話をしましょう。

日比タクの友人で2人ともGAFAという夫婦がおります。1人だけGAFAというのはよくあるパターンですが、2人ともGAFAというのは珍しいパターンです。

この方々は話を聞いているだけでものすごい金銭事情となっています。

スペック紹介

夫Aさん :30代後半 GAFA 年収1500万円強
その妻 :30代後半 GAFA 年収1500万円弱
山の手線内側の高層の億ション住まい

2人あわせて世帯年収3,000万円を超えています。住まいは都内一等地にマンション(湾岸タワマンではない。億は確実に超えてる)を購入して、2人でお住まいのウルトラDINKSです。

・普段から時間が合わないので平日の食事は別々、2人一緒の時は100%外食。
・休日でもほぼ料理はしないのでUBER EATSの常連。
・家の掃除や洗濯は家事代行サービス
・年に数回は海外旅行

Aさんもハイキャリアなので仕事はそこそこハードですが、遊びも好きなのでそこそこ楽しみながら生活しているようです。夫婦の時間的な接点は少ないみたいですが、とはいえ夫婦関係は良好のようです。

具体的に株式や債券で資産形成をしているという話は聞いたことがありませんが、彼らは給与の1部を自社株式で受け取っていたりするので、従業員持ち株会に強制加入しているのに近いですね。

投資用をマンションを買おうか、みたいな話をしていましたが今後どうするのかはわかりません。

稼ぐ力が強すぎて経済的には自立感100%という感じです。特に大きな散財もしていない様子なので、資産形成ということを意識する必要すらないのではないかとも思います。

給与収入に依存している点もありますが、この水準の世帯収入になると将来の不安というレベルは通り越している感じはします。

②IT大手に努める2人子持ち夫婦 Bさん

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お次は私の先輩です。

先輩はもともとお酒が大好きで毎日毎晩飲み歩くようなタイプの方です。バリキャリの職場の同僚と結婚していますが、20代のころの生活スタイルに変化はないようです。

スペック紹介

夫Bさん :40代前半 大手IT 部長 年収1500万円くらい
その妻 :40代前半 大手IT 課長 年収1000万円台前半
※進学時期のお子さんが2人
山の手線外側の家族向け大規模マンション住まい

先輩のBさんは昔っからほぼ毎日お酒を飲んでおり、今でも飲み代だけで月30万円を使うとおっしゃっていました(昔も飲みまくっていましたが)。そして家に1月30万くらいは入れるので、年収1500万円とはいえど彼の月給の大部分はそれで消えてしまうとのこと。

以前は新興地域のタワマンに住んでいましたが、売却して利益が出たので現在はそのお金でファミリー向けのマンションにお住まいです。

ほとんどの場合、「持ち家は負債」ですが、この方の場合はタイミングよく売却益が出たので「資産」になったかもしれません。

一方で奥様の給料も子供の保育園、家政婦などに消えていくとのこと。子供の幼稚園受験が迫っており、奥様が子供2人を有名私立大学に入れたいと意気込んでいるので、家計はさらに今後はタイトになっていくことを心配していました。

そして、先輩のBさんは今日も引き続き毎日飲み歩いています・・・。

③上場企業に勤める早婚できちゃった婚のCさん

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3組目はこちらの方々です。

日比タクの大学の同い年の友人ですが、入社1年目で入った会社の同期とできちゃった結婚をした夫婦です。

スペック紹介

夫Cさん :30代後半 サービス業 課長 年収600万円くらい
その妻 :専業主婦
※小学校、中学生のお子さんが1人ずつ
賃貸マンション住まい

入社1年目に同期で付き合ってすぐに子供が出来たCくんの夫婦。当時の年収は300万程度だったと思いますが、奥様はせっかく入った会社をすぐに退職せざるをえず、専業主婦になったようです。

親から仕送りなどを受けながら出産時期などは何とか乗り切ったようですが、30代後半になってもまだまだ生活は楽にならないとのこと。

普段から飲み会や麻雀にCさんを呼ぼうという話になるのですが、誘っても来ることはほとんどありません。

友人の1人は「Cさんはカツカツで厳しいのでカツオだ!」とひどいことを言っていますが(もちろん冗談)、確かに経済的には大変ですね。

しかし、2人の子供に囲まれて楽しそうに暮らすCさんを見て、経済的にはカツカツでも日比タクはちょっと羨ましいと思っています。

 

④ゲームとアニメが好きな独身オタク Dさん

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4人目はITエンジニアでゲームとアニオタの典型的な独身オタクです。以前に私が統括している事業を手伝ってくれていた仕事仲間でした。

スペック紹介

Dさん:40歳 IT SES 年収550万円
家族の持ち家住まい

本人は1人暮らしですが親の経済基盤がしっかりしており、自宅は親が複数保有しているものの1つを利用しているので家賃がかかっていません。

これは資産形成的な観点でいうと、固定費の中でも一番重たい"家賃"がかからないという最高の状況です。

日比タクも一度彼の家に遊びに行きましたが、だいぶ立派な一軒家です。

彼が自分でお金を使うのはプレステ4・NINTENDO SWITCHなどのゲームと、スマホの課金ガチャ、そしてアニメフィギュア。昔は月に10万以上課金ガチャに使っていたらしいですが、今はさすがに月1~2万程度になっているとのこと。

普段の食事も質素で、友人と出かけることもほぼないというDさん。生活支出は食費と光熱費のみという感じなので、実はこのDさんが一番お金が貯まる財務優良体質の人ではないかという説があります(笑)

⑤放浪するエンジニア Eさん

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最後は放浪するエンジニア、30代半ばの私の友人です。

スペック紹介

Eさん:30代半ば WEB開発エンジニア 年収400万円
賃貸アパート住まい

彼はエンジニアでの経験を経て、海外にワーキングホリデーに行きました。その後、海外でエンジニアなどを経験して現在は日本に戻ってきています。

1人暮らしをしながらベンチャー企業で開発エンジニアをしている彼ですが、ベンチャーもあたり外れがあるようでここ数年で2回くらい職場を変わっています。移るたび好条件の仕事に付けているわけではなく、ほぼ収入は変わっていないようです。

今後彼がどこに向かうのかはわかりません。彼は結婚をしたがっていますが、シャイな性格もあってなかなか良い相手に巡り合わないようです。

家賃9万円のアパート住まいでなかなか十分に貯金はできないと思いますが、決して経済的に苦しいわけではないと思います。一方でEさんからは"お金の匂い"が全然しないので、ここから化けていくイメージは持てていないという印象ではあります。

まとめ

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他人の懐事情については自分から積極的には聞きませんが、冒頭でも申した通り、お酒を飲んだりしていると仲間うちにだいたいそういう話を聞きだそうとする人が出てきます(笑)

1 vs 1で飲んでいてもやはりハイキャリアの人に限って収入の話になります。みんな関心は行きつくところは一緒なんですね。

しかし本当に株式や債券を持っているとか、不動産を持っているという話を周囲の友人からは聞いたことがありません。持っている人がいても投資用ワンルームマンションです(笑)。投資人口が少ないのも頷けますね。

人それぞれ幸せはありますし、懐事情もライフスタイルも十人十色。今回の記事には特に自分の感情を入れていませんし、普段から他人の人生に対して肯定も否定もありません。

自分は自分の人生を生きるで良いのではないかと思います。

 

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【YOY成長率193%】 令和2年1月の配当・分配金は156,326円でした

 こんにちは、日比タクです。

令和も2年目に突入しています。年始の豊富でも述べておりますが、今年も1年間配当金、分配金を積み上げていこうと心に決めております。

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年始1回目の今回は昨年から比べるとかなり成長感のある結果となりました。昨年1月の配当金総額と比べるとその差は一目瞭然。

これは2019年に、
・インデックスファンドなどを処分して、インカム寄りな運用に振り切ったこと
・2019年にガッチリ積み上げたこと
の2つが要因です。

さて今回は令和2年はじめての配当金報告になります。

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収入を増やしたい人が絶対に知っておきたい3つのこと

こんにちは、日比タクです。

資産形成を考えるにあたって一番の問題ともいえるのが収入の問題です。

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普段から資産形成を考えるときに癖つけてほしい考え方として、いつも以下の公式を紹介しています。

資産形成=(収入 - 支出) × 投資利回り

この中でも支出と投資利回りのところは比較的扱いが簡単といえます。

固定費を抑えながら生活上の出費をコントロールしていけば誰でも同じような結果を得られる(=つまり再現性が高い)のが支出管理です。

また、投資利回りも一見難しそうに見えますが(欲をかかなければ)コントロールが可能なものです。

値上がり益によるキャピタルゲインを狙うとそれは扱いの難易度が上がりますが、確実性の高い配当を得る投資などにフォーカスすれば株価の上下に関係なく配当は入ってくるので、さほど大きく期待パフォーマンスからは乖離することはありません。

つまり正しくやれば正しい結果が得やすいのが支出と投資利回りですが、収入のところだけは人によって差が生まれやすいのです

そのため収入を上げる(=入金力を上げること)が資産形成のスピードを速めるための決定的な要素となりえます。

今回は収入を増やしたいと考える方々に向けて、絶対に知っておいてほしい3つのことを書きたいと思います。

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"お金に余裕があって幸せな人生"を目指したい人の3つのマネースタンス

こんにちは、日比タクです。

みなさんはこれまでに「お金持ち」の世界に憧れたことはありませんか?

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もちろん資産10憶とかを超えるような大富豪の世界観には大きなビジネスや投資での成功などが必要です。

しかしビジネスでの大きな才覚や投資のセンスなどを持っている人はごく一部。もちろん大きなリターンを求めるからには大きなリスクも負う訳なので、お金持ちになれずに失敗し破産をしていく人が大多数な訳です。

さて、ここで考えたいのはお金持ちの定義です。

遊んで暮らせること?
一生お金に不安のない人生が送れること?

実はごく一般的な会社員であっても豊かな人生を送るために、正しい方向性の正しい努力をすれば、大富豪にはなれなくても

"お金に余裕があって幸せな人生"

くらいは余裕で目指すことが出来ると考えています。

今回はお金に余裕があって幸せな人生を目指すにあたって必要な3つのマネースタンス(向き合い方)について書いていきます。

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[家計収支]12月収支合計は60.5万円/収入投資率は70.1%。2019年の累計結果も大公開!

こんにちは、日比タクです。

少し遅くなってしまいましたが、今回は毎月恒例の投資家の収支報告です。12月はいつも通りの家計管理の結果、結論として収支合計が60.5万円となりました。

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別途冬季賞与が125万ほど入っておりますが、もう全額株式の購入に充ててしまっています(笑)。通常この家計収支では賞与には触れていませんので、今回も毎月の収支のみの報告をしていきます。

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【2020年の戦略大公開】投資家は資産形成の戦略を立てておこう

こんにちは、日比タクです。

みなさま、あけましておめでとうございます!!!今年もよろしくお願い致します。

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さて2020年初めての記事更新となりますが、東京オリンピックを控える今年はイベント盛りだくさんですね。

既にTwitterで簡単に初心表明をしましたが、今回は2020年、日比タクが目指す資産形成の戦略について赤裸々に語っていきたいと思います。

以前にMY経営戦略という記事で資産形成の全体戦略を構造的に書いておくことの大切さについて書きました。具体的なMy経営戦略の作り方は以下の記事で6つのポイントに分けて解説しています。

私自身も転職などによって少し人生のステージが変わるので、改めて資産形成の戦略をアップデートして2020年バージョンに整理しておきたいと思います。

今回は日比タクの2020年の資産形成の戦略をベースに、汎用的に使えるフレームワークをご紹介していきたいと思います。

資産形成を志す皆様の参考になれば幸いです。

資産形成の戦略立案の前提

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まず前提ですが、資産形成の戦略を作るにあたって大切なのは物事を考える順番です。

基本的に戦略を考えることは、企業経営と一緒で

・目的から手段へ
・大きいところから小さいところへ

という流れで考えていきます。

具体的な順番は、

1、経営目的→2、ビジョン→3、経営計画→4、経営(全体)戦略→5、部門(個別)戦略→6、戦術

といった順番です。

1、経営目的

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経営目的

将来的に複数のキャリア選択肢(起業、雇われ経営者、個人での企業M&Aなど)を持つことを中期の資産形成目的とする

まず1つ目は経営目的(=資産形成の目的です)

日比タクは自身のキャリアへの情熱が強いので、いくらお金があっても現時点で早期にセミリタイアなどをすることを想定していません。ビジネスのフィールドで自己実現をしたいというのが想いです。

しかしビジネスのフィールドで成功を収めようと思うと、同時にリスクも取らなければいけません。

起業はいわずもがなリスクがあるし、個人でプロ経営者を目指すにしても雇用リスクの高い商売です。また、個人で会社を買ってオーナーシップを持つという選択肢もありますが、こちらもまとまった資金が必要になりますし、失敗したら資金は戻ってきません。

資産形成によって、

ビジネスの世界で成功を掴むために引き受けなければいけないリスクを取れる状態にしたい

というのが自分の資産形成の目的です。

みなさんの資産形成の目的はなんでしょうか?

2、ビジョン

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ビジョン

2022年までに税後年間配当金400万円、純金融資産額1億円
完全な経済的自由の達成

ビジョンというのは中期の財務・非財務で目指すべきゴールです。日比タクの場合、当面の財務・非財務目標は配当400万、純金融資産1億円です。

ターゲット到達目標は2022年としています。

税後配当400万の目標となると、今後も入金+配当再投資で年間1,000万程度はコンスタントに投資していく必要がありますので、ストレッチも必要になりますね。

純金融資産1億円については、口では言っているものの正直あまり拘ってないです。というのも暴落が起きると見かけの金融資産額は簡単に減ってしまうからです。

3、経営計画

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経営計画 

※全て手取り、税後の数字

2020年

収入1000万+配当300万 - 支出350万円 = 追加投資950万円

2021年

収入1000万+配当350万 - 支出350万円 = 追加投資1000万円

2022年

収入1000万+配当400万 - 支出350万円 = 追加投資1050万円

上記が向こう3か年のPL計画です。ビジネスの世界でも一般的に中期経営計画は3か年で作ることが多いですね。

収入は本業からがほとんどですがそれ以外の副収入も入っています。それに配当に加えたものから見込み支出を除いています。

数字はかなり現実的な数字を置いていますので全て実現可能ですが、キリの良い目標ということで出来ればまだ30代のうちに配当400万、純金融資産1億円の富裕層を達成したいですね。

4、経営(全体)戦略

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経営(全体)戦略

収入:

・本業での実績を出す。あわよくば決算賞与額を増やす

支出:

・固定費削減の維持。月間25万円以内のただし変動費には余裕を持ってQOLは維持改善する
・手取り収入の7割以上を投資に回す

投資:

・アセットアロケーション(株式、債券、REITに分散投資)
・先進国、新興国、国内に分散投資
・配当再投資を継続する
・一定のキャッシュポジションを残して基本は継続投資

まず強調しておきたいのは、この経営戦略はあくまで資産形成全体の戦略だということです。

資産形成の公式である、

資産形成=(収入 - 支出) × 投資利回り

において収入、支出、投資と3つの部門があります。

この3つをどうやってオーガナイズして経営計画を達成していくかが経営戦略のコアになります。

※よく勘違いをされている人が居ますが、どの銘柄を買うとかどのセクターを買うとかの議論を持ち出して"戦略"という言葉は本来使うべきではありません。どんな銘柄を買うかという話は資産形成全体の戦略のうち、個別戦略の中に内包されるべき話であり、さらにその中の戦術レベル、いや戦術レベル以下の話です。

大枠での経営戦略は2019年度と変わりません。仕事が変わるので収入面は見込み年収は上昇することは確定していますが、それ以上は現時点では見えません。

また資産形成には言うまでもなく節約が大切ですが、収入不相応な支出レベルに抑えておくことが資産形成の鉄則です。継続して固定費削減を進めていき、その中で手取り収入の7割以上を投資に回していきます。

5、部門(個別)戦略

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ここでは投資部門の戦略のみをご説明をします。

個別の投資戦略においてはまず、

・配当、インデックスなどどんな投資方針なのか
・アセットアロケーションをどうするか(どんな地域の、どんな資産に、どれくらいの配分で投資するか)

・どのくらいのリターンを狙い、どのくらいのリスクを取るか

などをちゃんと考えておくことが大切です。

部門(個別)戦略 ※投資のみ

・配当、分配金のリターンのみを目的とする。売却リバランス以外の局面ではキャピタルゲインは狙わない
・アセットアロケーションのターゲットバランスは、株式60~70%、債券20%~30%、REIT10~20%とする
・ポートフォリオの配当利回りは税前5%(税後4%)を目標とする
・リターンの中核となるコアアセットは継続して増やしていく。非コアアセットは状況に応じて柔軟に動かす
・配当は100%再投資に回す

6、戦術

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さて、ここでようやく戦術レイヤーの話です。

この段階でようやく、どんなETFをポートフォリオに組み込むのか、スクリーニング条件で個別銘柄を探すのか、NISA枠で何を買うのか、といった個別の議論になる訳です。

戦術(投資戦術)

・個別株は配当利回り3%以上、連続増配・累進配当、財務優良な銘柄を選定して投資する
・ディフェンシブ銘柄を中心とした銘柄選定を行う
・個別株はリスク分散のため30銘柄を目標に分散する
・1セクター25%以上の保有比率にならないようにする

といった内容になります。

前述しましたが、"投資=どの株を買うか"という議論をする方が多いですが、どの個別株を買うかといった判断は戦術以下のレイヤーの話な訳で、資産形成全体でいうと枝葉中の枝葉の議論です。

極論、きちんとしてスクリーニング条件に沿って継続的に購入をするといった投資ルールに基づいて行動していれば、個別株の選定はさしてPF全体のパフォーマンスに大きな影響は与えません。

日比タクも個別株の話は好きですが、あくまでもそれは枝葉議論をしていることは意識してます。

まとめ

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ということで日比タクの2020年のアップデート版の資産形成の戦略を計画とともに立ててみました。一度全部を繋げて見てましょう。

経営目的

将来的に複数のキャリア選択肢(起業、雇われ経営者、個人での企業M&Aなど)を持つことを中期の資産形成目的とする

ビジョン

2022年までに税後年間配当金400万円、純金融資産額1億円
完全な経済的自由の達成

経営計画

2020年

収入(手取り)1000万+税後配当300万 - 支出350万円 = 追加投資950万円

2021年

収入(手取り)1000万+税後配当350万 - 支出350万円 = 追加投資1000万円

2022年

収入(手取り)1000万+税後配当400万 - 支出350万円 = 追加投資1050万円

経営(全体)戦略

収入:

本業での実績を出す。あわよくば決算賞与額を増やす

支出:

固定費削減の維持。月間25万円以内のただし変動費には余裕を持ってQOLは維持改善する
手取り収入の7割以上を投資に回す

投資:

アセットアロケーション(株式、債券、REITに分散投資)
先進国、新興国、国内に分散投資
配当再投資を継続する
一定のキャッシュポジションを残して基本は継続投資

部門(個別)戦略 ※投資部門のみ

・配当、分配金のリターンのみを目的とする。売却リバランス以外の局面ではキャピタルゲインは狙わない。
・アセットアロケーションのターゲットバランスは、株式60~70%、債券20%~30%、REIT10~20%とする
・ポートフォリオの配当利回りは税前5%(税後4%)を目標とする
・リターンの中核となるコアアセットは継続して増やしていく。非コアアセットは状況に応じて柔軟に動かす
・配当は100%再投資に回す

戦術(投資戦術)

・個別株は配当利回り3%以上、連続増配・累進配当、財務優良な銘柄を選定して投資する
・ディフェンシブ銘柄を中心とした銘柄選定を行う
・個別株はリスク分散のため30銘柄を目標に分散する
・1セクター25%以上の保有比率にならないようにする

一番大切なのは事業経営と同様に、

全体を構造的に考えることです。

冒頭にご紹介した、

1、経営目的→2、ビジョン→3、経営計画→4、経営(全体)戦略→5、部門(個別)戦略→6、戦術

の手順で具体的に検討事項の粒度を揃えて、ご自身でも資産形成の戦略をやってみて頂ければと思います。

多くの方が資産運用を始める時に「まずは株式を買ってみる」という所からスタートししているはずです。一度目的から全体を整理することでより広い視点から資産形成全体を見れるようになると思いますし、ブレない投資方針や投資ルールを再確認できるようになると思います。

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30代インカム投資家が2019年の個人的ニュースを振り返る

こんにちは、日比タクです。

2019年も残すところあとわずか。この記事の執筆日は大みそかです。

年末モードで繁華街は忘年会で予約がいっぱい、街は逆に人気が少し薄くなっている地域も出てきています。

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そんなこんなでもう2020年を迎えてしまう訳ですが、2019年も何とか生き延びました。

今回は2019年の振り返りということで、印象に残った資産形成に関連する個人的ニュースについてピックアップしてみたいと思います。※一般的ニュースではなく、日比タクの個人的ニュースです(笑)

今回はそれをランキング形式でお伝えしていきたいと思います。

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[過去最高額]12月の配当・分配金は310,323円でした

こんにちは、日比タクです。

賞与支給を経て、会社員の皆様は懐ほくほくで仕事納めを迎え、もう年末年始モードに入っている方が多いかと思います。

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そんな日比タクも1年の振り返りをしつつも、新年に向けたチャージを始めています。

2019年の投資の振り返りは別途したいと思いますが、配当収入という観点ではかなり力強い進歩を遂げることが出来たのが、この2019年でした。

今回は毎月恒例の配当金報告、2019年12月度です。

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そもそもなぜ、マネタイズを重視せずに手間をかけて資産形成の情報発信をしているのか?について語ってみる。

こんにちは、日比タクです。

今日はいつもとは少し異なる趣旨で記事を書いてみたいと思います。それは、

「本サイトを運営している理由」

です。

私は本業は別でやっているいわゆる兼業投資家です。

既にこのサイトをご欄頂いている方はお分かりかも知れませんが、日比タクはキャリア志向が高く本業での収入はそこそこあります。

また投資からの配当・分配金も年間の生活費をカバーできてしまうくらい既にあります。

なので、

「副業でお金を稼ぎたい!」

というのがブログ運営の主目的ではなさそうなのは、お気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

多くの投資系ブロガーの方はご存じの通りですが、そもそも一部の本当に素晴らしいブロガーさんを除き、ブログで稼ごうと思っても簡単に稼げるものではないというのが現実だと思います。

これはそこまでやり切れていない&やり切れるとも思ってないことへの言い訳でもあり、本音でもありの両方ですね(笑)

そんな状況下ではありますが、なぜ日比タクは手間のかかる情報発信をしているのか?

今回はそれについて述べていきたいと思います。

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冬のボーナスを全部ぶち込んだ?!12月の新規買付銘柄を一斉発表!

こんにちは、日比タクです。

12月はボーナスシーズン♪ということで、投資家さんたちにはボーナスは一足早いクリスマスプレゼントのようなものでもあるでしょう。

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投資余力を得た投資家たちが勇んで投資に向きあうシーズンです。そんな中で、日比タクも御多分に漏れずに賞与を心待ちにしておりました。

ちなみに今年の賞与支給額はだいたい175万、手取りが125万でした。

所得税、社会保険料で50万も引かれていることに憤りは感じるものの、賞与額面という観点では過去最高額だったかも知れません。

来年からは賞与が無くなります。今回は気持ちよく投資に使おうと思っていましたので、今回はXmasボーナスの投資先について書いていきたいと思います。 

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退職後、次に目指すキャリアを語る ~資産形成が支えたチャレンジ~

こんにちは、日比タクです。

以前の記事で、10年以上務めた優良企業を退職することについて書きました。

今回はその続きとして、自身が目指す次のキャリアについて語りたいと思います。今年の半ばから悩みに悩んで出した結論でした。

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現在は退職に向けた準備を進めてはいますが、一応社内では責任ある立場で仕事しているので、退職までに必要な仕事は完了させようと思ってます。

海外案件、他社とのアライアンス関連のプロジェクトなどが重たく、また担当している組織の引継ぎなども可能な限りちゃんとやり、立つ鳥跡を濁さずで出ていこうと思ってます。

私は海外畑が長く、部署も沢山異動してきたので人間関係的にはスッキリと辞めることが出来そうなのは良い点です(笑)

 

さて、前回の記事では「退職します」とは言いましたが、「退職して何をします」と説明していませんでした。

日比タクは仕事を通して学び経験できることに大きな価値を置いています。資産形成におけるキャリアや本業の重要性を主張している立ち位置なので、今回その説明をしっかりとしたいと思いますが、

今までとは明確に思想と働き方が変わる選択

をしました。

今後は少しだけ違う場所を目指します。

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[家計収支]11月収支合計は52万円、収入投資率は69.7%でした。

こんにちは、日比タクです。

めっきり寒くなってきて、完全に冬ですね。まぁ12月なので当たり前ですが(笑)。

街はいよいよクリスマスモードになってきましたね。

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資産形成を志すものとして普段から家計管理には気を遣っている訳ではあります。

しかし毎年クリスマス時期になると、どうしても女性(日比タクの奥様)の気持ちがやたらと高まることにより、一定の支出の覚悟が必要になってきます。

そういうタイミングでちゃんとお金を使えるようになるために資産形成も頑張ってきているので、12月は気持ちよく使う月間としていきたいところです。

ということで今回は11月の収支報告と、また残す所1か月となっていますが、年間での収支報告も含めてとなります。

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改めて、幸せなセミリタイアを目指す人が考えておきたいこと

こんにちは、日比タクです。

投資をしていると様々な投資目的を持つ方がいます。

日比タクはキャピタルゲインというよりも、インカムゲインを目的とした投資を行っており、配当や分配金によるキャッシュフローの獲得を目指しています。

その中で良く聞く話は、

「投資で不労所得を作って、セミリタイアを目指している」

というお話。

セミリタイアを目指す人は、サラリーマンを辞めて労働そのものや人間関係のストレスなどから解放されたいという想いをもっていることが多い印象です。

また、時間に拘束されずに「より自分の時間を大切にしながら、自由に生きていきたい」という文脈の中で資産形成の目的として語られます。

Financial Independence, Retire Earlyという言葉の略語で、経済的自立と早期リタイアを意味で使われるFIREも同じような意味で使われます。

今回は投資をされている方なら多くの人が目指す、幸せなセミリタイアについて、改めて考えてみたいと思います。

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11月配当・分配金は125,572円でした。

こんにちは、日比タクです。

今回は11月の配当・分配金の報告です。

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もう年末に差し掛かり、世界的にクリスマスシーズンですね。

クリスマスは消費が大きく動く時期でもあり、クリスマス商戦に向けて流通市場は活発になります。

一方で、蓄財に励む投資家の方々の間では、冬のボーナスを消費に回すなどという議論はなく、「どの銘柄に投資するか?」という議論が活発になってきます。かくいう日比タクも、いつも通り100%投資に回す予定であります。

賞与が手取りで100万あれば、腕時計やらアウターやらを買ったり高級レストランに行ったりも出来ます。しかしボーナスはすぐに手元を離れて、1年で4~5%程度の資産収入を生み出す資産の購入にまわる訳です。

冬のボーナスは配当を増やすために使う。100万で獲得した配当の価値は、100万のボーナスそのものよりも高いのです。

いきなり話がそれましたが、11月の配当・分配金を振り返っていきます。

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11月に決行した"少額ロケットランチャー作戦"について解説したい

こんにちは、日比タクです。

今回は最近日比タクが試している

"少額ロケットランチャー作戦"

について少し説明をしてみたいと思います。

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